ケ時々ハレ・2

楽しむために、「晴れ」のために「褻」を生きてます。左脚も人工股関節にしました。右人工股関節はライト、左はエルといいます。

2009年6月6日(土) 「美しきものの伝説」

2010-03-01 19:12:24 | ミュージカル
夫と一緒に新国立劇場へ、
研修所3期生の試演会
「美しきものの伝説」を観に行く。

入院仲間のキャッツさんとも劇場で会う。

大正、ベルエポックの時代を生きた人々(島村抱月、松井須磨子、小山内薫、平塚らいてう等々)の話。

クリムゾンちゃんは、婦人運動家・伊藤野枝の役。

とてもきれいだった。
笑顔が奔放で印象的。

クリムゾンちゃんで幕が開き、
クリムゾンちゃんで幕が閉じる。
(実際には幕はありませんが)

マチネの呪いのせいで、台詞芝居が続く場面では、ちょっとだけ意識を失ったが、
とてもいい芝居だった。

エンディング、出演者のストップモーションで完成した絵画は、感動的。

カーテンコールで、全員が鎮魂歌を歌う。

どセンターで歌うクリムゾンちゃんに泣かされた。

お母さんでもない私が言うのも僭越だが、
クリムゾンちゃんがあまりにも、きりりと美しくて立派だったので、
ついつい泣けてしまったのだ。

終演後、夫と別れてドトールで読書。

娘と待ち合わせて、同じ芝居のソワレを観る。

マチネは正面後方の席だったが、
ソワレは舞台脇上手側の席。

全然違う場所で2回観られておもしろかった。

ダブルキャストなので、
クリムゾンちゃんは、カフェ・パウリスタの女給役と、芸術座の女優役

女給が絶品。

野枝のように美しい役ではなく、
寝てばかりいる、やる気のない無愛想な女給が素晴らしかった。

こういうクリムゾンちゃんを観るのは初めてなのだ。
すごくいい。

ソワレは意識を失うことなく、集中して観た。

無料じゃ申し訳ないほど、レベルの高い舞台だった。

カーテンコールでは泣かなかった。

やはりクリムゾンちゃんへの思いに泣かされたのね。
印象に残る役者さんが何人かいる。
今後も楽しみ。

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