この日の午後は文学学校があるので、朝、孫と私のお弁当を作りました。
文学学校では、隣のクラスとの合同合評会でした。
うちのクラスの方の作品は、在校生特集号に掲載されたものです。
最後に、明るい光が差す感動的な作品でした。
隣のクラスの方の作品は、樹林秋号に掲載された作品でした。
横書きで今まで見たことのない形式で書かれていました。
メールのやり取り、小説を書く前に集めた資料やデータがそのまま掲載されていたり。
二つの作品が折り重なっている風にも見えたり、
どうコメントして良いかわかりません。
実は小説が現在のような語り形式で書かれるようになったのは19世紀。ギリシャの頃のホメロスの叙事詩という形から、ヨーロッパの女性が書いた書簡形式を経て、出てきたものだったのです。
これからの小説はどう書くか?
というところか発想されてできた作品だったのです。語りに頼らず読者に伝えようという意図から出来上がっていたのでした。
いつもの組会は
独特な書き方をされる方の作品。1ページの中に次々と色々な言葉があふれるのです。その名詞の一つ一つが、作品に一定のリズムを与える感じです。言葉のおもちゃ箱のようです。語彙が少ない私には羨ましい限りです。私は、ストーリーを語る形式と会話の乱立なのですが、こういう形式のものも、もう少しレベルアップしたらチャレンジしたいと感じました。
どの作品も勉強になりました。
文学学校に通っていないとこういう勉強はできません。
私は次作を並行して複数同時に書いていますが、その中に横書きの作品もあります。普通の語り形式ではありますが、文字だけでは表現できない箇所があったりします。
良い刺激をもらいましたので自分なりに工夫をしてみようと思っています。