教科書にでは出て来た人物だけど、よく知らなかった人本居宣長。江戸時代に活躍した国学者です。
日本の始まりを記した書物古事記。千年の間読めませんでした。本居宣長が35年かけて、研究を重ねて、解読し、完成したのが古事記伝です。
最初から古事記に着手するのではなく、賀茂真淵に師事して、万葉集から研究し始めました。
江戸にいる賀茂真淵に添削を依頼し、飛脚を通じてやりとりしたのが上の資料です。そしてできたのが
ここまで完成しました。今私たちが仮名文字で万葉集を読めるのは宣長さんのおかげなのです。
宣長が愛したのが京都の町。彼がもっとも好きな作品は源氏物語で、当時は単なる和歌の教則本となっていたのを、再評価し、作品の素晴らしさを訴えました。
彼は、医者をしていて、空いている夜の時間に、夜なべをして、ひたすら古い書物の研究をしていたようです。彼の偉業は当時全国に知れ渡りました。
当時の浜田藩主の松平康定は、参勤交代の途中で、宣長との謁見が実現し、その時に宣長に駅鈴をプレゼントしたそうです。それが記念館に飾られておりました。
これ以降、浜田藩は藩校ができ、学問を奨励したようです。松阪藩と浜田藩の繋がりは後輩から少しだけ聞いていたのですが、半分しか聞いていなくて恥ずかしかったです。
とっても能力の高い人物だったようです、少年の時に書いた 縦一メートル横二メートルの日本地図には圧倒されました。
浜田のところだけ拡大してみました
今もある地名がかなり沢山記されております。
古事記、万葉集、源氏物語を学ぶことは、古来から持つ日本人の感性を学ぶこと。もののあはれは日本人の心の中に生きています。
昔の人が書き残したものを大切にするのは良いことです。
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