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今、国は中学校での働き方改革の一環で、休日の部活動は教員の顧問を外し、外部からの支援員に委ねる制度変更を目指しています。
教員で部活動の休日指導を希望する者は、部活動支援員に登録すれば可能になります。
中学校では年々、個別対応が必要な生徒が増え、保護者からの要望も多くなっています。
本来、部活動は子どもが興味関心のある活動に打ち込み技術・技能を高め、自主性を伸ばすことに役立ちます。
また、異なる学年の生徒同士が交流して、人間関係を深めたりできる、とても意味のある活動です。
学習以外に生徒が学ぶことの多い活動です。
ただ、今の部活動改革は、どちらかというと部活動に「ブラック」というイメージがついています。
中学校の教員の長時間労働の元凶と言わんばかりに捉えられているようで、教育行政は部活動の改革を断行することになります。
しかし、生徒の大会や発表会で会場までいっしょに行き、時間と場所を共有して、勝利や受賞の喜びを、生徒、保護者、教職員がともに共有した経験がないと、改革の方向性を誤ることになります。
答えはいつも現場にあるのです。
たんに「ブラック部活」だからと制度を変えようとするのは現場の意向に寄り添わないことにもなりかねません。
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