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2023年8月に国連子どもの権利委員会が環境問題に関する子どもの権利を示しました。
私たちは温暖化防止と聞いたり、環境問題にとりくむときには、とかく大人の生活への影響に視点を置いてしまっています。
その点で国連が、温暖化対策や環境問題について子どもの権利に目を向けさせようとしたことには、意味があります。
将来にわたり、若い人ほど大きな影響を与えるようにになるのが気候変動です。
気候変動によって、いま子どもたちの生活は深刻な影響を受けかねない状況になってしまっています。
気候変動は子どもたちの将来の生活を脅かす大きな要因になっています。
また、気候変動に声を上げる子どもは増えてつつありますが、この問題への対策を決める意思決定プロセスにおいて、子どもの意見は尊重されているといえない。
そのような考えを国連が示したのでした。
その提起を受け、国内でも気候変動と子どもの権利をテーマにワークショップの取り組みをしている団体も生まれています。
環境負荷を減らすアイデアや、環境問題対策への子どもの参画の仕方などについて意見を交わしています。
私たちは、次世代の子どもたちに、少なくとも今の現状の環境の状態や気候状態を維持、または改善して引き継いでいかなければなりません。
そうでないと、今より悪化した環境を子どもたちは引きつぐことになるのです。
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子どもたちよ おまえたちは何を欲しがらないでも 凡てのものがお前たちに譲られるのです。
太陽の廻るかぎり 譲られるものは
絶えません 輝ける大都会も そっくり お前たちが譲り受けるのです。
読みきれないほどの書物も みんなお前たちの手に受け取るのです 幸福なる子どもたちよ お前たちの手はまだ小さいけれど---。
世のお父さん、お母さんたちは何一つ持ってゆかない。
みんなお前たちに譲っていために いのちあるもの、よいもの、美しいものを、 一生懸命に造っています。
(河井酔茗の詩集「花鎮抄」の詩 「ゆづりの葉」より) 7/25の詩再掲
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