私は以前、一人で英検準2級、漢検、ピアノ、書道六段、空手などの資格や特技をもっている中学生に出会ったことがあります。
小さいときから習いごとを続けてきて身につけたそうです。
部活や習いごとは、たいていの場合、毎日練習をして身についていくものです。
子どもにもよりますが、将来その道に進みたいという明確な目標やめあてをもっているなら、厳しい練習や毎日の練習に耐えることができます。
また、好きだからできるということもあります。指導の先生が厳しくて、ハードな練習だったとしても、苦にせずがんばることができます。
ただ、それほど明確な目標を持たず、子どもがたんに楽しみたいという動機だけなら、楽しむことができればいいという部活や習いごともあっていいと、私は思います。
やる以上は、入賞したり、資格を取ったりすることを目指すのは当然だという考えもあるでしょう。
でも、活動して、少しでもうまくなって、「楽しかった。また今度もやろう」という姿勢でも、私はいいと思います。
楽しいだけでは、身につかないし、モチベーションは続かないという考えもあります。
適度の目標はあったほうがいいと、私も思います。でもそれが入賞至上主義になっては弊害が出てくるのです。
自分の仕事にするのではなく、楽しんで、生涯にわたって、その活動を続けることになれば、ちょうど今の季節、木々の葉が色づくように、その人の人生は彩り(いろどり)が出てきます。
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