昭和の話で恐縮ですが、50年の歳月や風雨にをものともせず、今でも残っているモノがあります。
こうなると、もはやビンテージ物と言ってもいいでしょう。
カバー写真の右側のお菓子ケースは、「番重」というもので、せんべいを計り売りする場合に使っていました。
昔は市場やスーパーマーケットでは、商品が積まれていて、「〇〇グラムください」と言うと店の人がはかりで計ってうってくれました。
実は、令和の今でも、この番重をまだ置いている和菓子屋を大阪市内で見つけました。
また、以前は商品広告用の看板を外壁に貼っている店や民家をよく見かけました。
この看板は金属製で、表面に商品の広告がプリントしてあるもので、当時人気があった俳優が描かれていました。
この看板は神戸市内で見かけました。古びた飲食店でしたが、トタン板の外壁に貼ってありました。
それらの商品は、今も売られています。
時代とともに、広告のメディアは移り変わってきました。
でも、すぐれた商品、良い品は時代が変わっても、不易の人気をもつのだと、改めて思います。
昭和レトロ、いいですね。
新しい商業施設や3Dビジョンの広告なども気になりますが、昔ながらの商店や看板には「いつまでも残っていて欲しい」なんて勝手なことを思ってしまいます。