miao的 ぶろぐ(ってば>照)

 生業:打楽器奏者 ”みゃお助”のぼやき、旅、お気に入り、猫、そして時々音楽のこと(笑)etc 

【music】(宣伝)第61 回東西四大学合唱演奏会

2012-06-07 | 【つぶやき】
ここでいう東西四大学とは

慶應義塾大学

同志社大学

早稲田大学

関西学院大学


である。


全て男声合唱の団体の合同演奏会で、今回ご縁があって、慶應義塾大学ワグネル・ソサエティー男声合唱団にパーカッションとして参加することになりました。

曲は、Gustav Mahler /さすらう若人の歌
随所に、シンフォニー一番のモチーフがあります。

本来は、オケ+ソロらしき曲。
日本の先生が男声合唱にピアノ伴奏という版に編曲されて、(この業界では有名な版だそうです)さらに、今回の指揮者のご意向で、打楽器(トライアングル、シンバル、グロッケンシュピール、タムタム~ほかに大太鼓、ティンパニは諸事情により割愛)をオケ版からひろい、足しました。
ちなみに原曲では、ティンパニスト、打楽器奏者(1人)です。


スケジュールの都合で、今日が最初で最後のリハーサル参加になってしまいました。

冒頭の数小節はピアノとトライアングルだけなのですが、最初はこのアインザッツが難しかった。
でも指揮者の方がピアニストに
最初の小節はスピードがほしい(憤り)、
次の小節は少し落ち着いてほしい(冷静を保とうとする理性)とリクエストしたときに、その後に出てくる歌詞で、自分の愛しいひとが別のひとのもとに嫁いでしまうと知った「僕」の心の動揺を歌うと理解できたとき、この冒頭の数小節は揺れて当然だと腑に落ちました。


この日、合唱団は三回目のリハーサルとのこと。また、授業の関係で、今日の参加者は本番よりも少ない、とのことでしたが、男声合唱は迫力あるなあ、と思いました。


休憩中に、団長さんにお話をうかがったところ、実は経験者だけでなく初心者の入部もあるとのこと。
しかし、いまは学生の興味の多様化からか、合唱は地味なイメージなのか!?団員集めにはなかなか苦労するらしく、「最初は、いわゆる拉致(!)みたいにつれてきちゃうんです(苦笑)」そして、リハーサルを見学してもらったり…と、ずるずると入団の運びにもってくる…らしいです。

なので、学生であるがゆえに合唱団員が毎年入れ換えのある状況下で、しかも個人差もありで、合唱として一つの総合美と完成度の高さをめざすのは本当に大変なようです。

それでも入部してもらわないと、合唱団にならない。
彼らには永き伝統があり、誇りがあり、OB会員は1000人以上もいるんだそうです。

自分達の代だけがヘマすることは許されないし、本望じゃないわけです。



そんな彼らと二時間ちょっとのリハーサルでしたが、「とにかく歌うことが好き」、という純粋な気持ちで、みなさん集まってるんだーと感動したのは、指揮者からの厳しい指導にも、熱意をもって応え、どんどんよくなっていくのを、そのリハーサルで感じたからです。

それと、もっと感動したのは、何だかみんな若さに溢れ、笑顔がきらきらと輝いていました。
若いって、こんなにも眩しいーものなのかしら?

いやいや、一生懸命打ち込んでいる魂の勢いみたいなのが、目の輝きとなって、でているんだと思いました。

本番はあと数週間後、リハーサルも数回あるようですが、なんとこの四大学の演奏会の前日にも別の本番があるんだそうです。

私はあとは尼崎で合流、ステージリハーサル、そして本番です。

彼らが本番にMAXに輝き表現できるよう、お手伝いできればと思っています。


~まだまだ若いもんにゃあ、負けねーどー(じたばた)
しかし、若い勢いに触れる機会をもち、私はとても元気になりました(笑)

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