蝋梅の季節です。庭に咲くつややかな黄色い蝋梅の花を見ていると
昨年末なくなった義母が偲ばれます。
義母の四十九日の法要のため、新幹線で京都へ、京都から近鉄線で
大和高田へ帰りました。途中西ノ京の薬師寺のすぐそばを通ります。
いつもその車窓からお姿を見るのが楽しみな「凍れる音楽」と称され
その美しさをたたえられている東塔は、今修理中で、全体が大きな
壁で覆われていて、残念ながら見ることができません。平成32年(も
う平成じゃなくなっている?)完成予定だそうです。
西ノ京から2つ目の駅が大和郡山です。ここでも、車窓から郡山城跡
が見えます。このお城は「ほらが峠を決め込んだ」筒井順慶が整備し
豊臣秀吉の弟羽柴秀長の居城でもあった名城です。今も立派な石垣
と堀が残り、城跡には奈良の名門県立高郡山高校が建っています。
奈良らしい景色を目にしながら、数駅で大和八木経由で、夫の実家が
ある大和高田に到着です。
駅からはわが愛しの大津の皇子様が眠る二上山が望めます。この山を
見ると、関東から関西へ帰ってきたなと、いつもなぜか感慨を覚えます。
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