昔から私が足で何かすることを好まない母上だったから、妹が私に管理を任せてくれた母上の薬も、私が渡してやることに抵抗を感じ、またどこかへ持って行かれてしまうんじゃないかと思っていたけど、食後にスムーズにさりげなく出してやると、ちゃんと飲んでくれるから、ほっとしている。
私が薬をいじっているのを見たら、手を出したくなるだろうからと思い、夜最終的に母上が部屋を出て行ってから、翌日の朝と夜の薬を、椅子に座って足の届く所に目立たないようにしておき、食後に「はい、どうぞ」なんて渡しているのだ。
ミッチールームで一緒に食事するからこそできることだ。
離れてしまったらこんなこともできなくなるから、それを思うと申し訳ない気分でもある。
せっかく飲んでくれてるのに、ごめんね。
私が薬をいじっているのを見たら、手を出したくなるだろうからと思い、夜最終的に母上が部屋を出て行ってから、翌日の朝と夜の薬を、椅子に座って足の届く所に目立たないようにしておき、食後に「はい、どうぞ」なんて渡しているのだ。
ミッチールームで一緒に食事するからこそできることだ。
離れてしまったらこんなこともできなくなるから、それを思うと申し訳ない気分でもある。
せっかく飲んでくれてるのに、ごめんね。