貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

岩沼市竹駒神社②武隈の松を詠んだ芭蕉の句碑と名月塚碑!

2024-12-28 14:12:15 | 日記
令和6年12月28日(土)
岩沼市竹駒神社②

  目指す芭蕉の句碑は、
意外にも黒の鳥居を潜った
すぐ右手にある。

 細長い石碑が二基並んでいるが、
左側が
「芭蕉翁」と記されている。

 脇に立つ札に
碑の説明書きがあるが、
二つの碑は、
寛政5年(1793)
芭蕉の百年忌法要を記念し、
建立される。
 句は、
武隈の松を見て詠んだ句で、
「佐くらより 
  松盤二木を 
    三月超し」
「櫻より 
  松は二木を 
    三月越し」
である。
「むさし野は
櫻のうちにうかれ出て、
武隈はあやめ  
ふく比(ころ)になりぬ。
かの松みせ申せ
遅櫻と云けむ擧 
白何がしの名残も
思ひ出てなつかしきまゝに」
と、
『奥の細道』には記されている。
 右側の碑は、
芭蕉の門人 東龍斎渡辺謙阿の、
「名月塚」
といわれる句碑で、
<名月塚>

句は、
「朧よ里 
  松は二夜の 
   月丹こ楚」
である。
 二木の松への道案内も
彫られている。
 これも珍しい。


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