Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

ありがとうございました。

2017年05月02日 10時14分34秒 | 日記


6年ぶりの個展、終了いたしました。

続けて見て下さっている方々からは
気さくにお話しさせていただきながら、もう一度我が絵をなぞり見て
気づくかされることも多く、とても収穫の多い日々でした。

また沢山の思いがけない出合いもありました。
遠方からわざわざお越し下さった方、
SNSを見て訪ねて下さった方、
海外の方々…

そのさなかに、何となく感じたのですが、
私はこれらの絵の作者であり、
描いた過程の記憶もあるにはありますが
作品はすっかり私の手を離れていて
決して私の一部などではなく、全く別の存在のようです。
画廊ではお客さまと話をする機会が多いので
どうしても話が作品の解説に向いますが、
「一方的にたたみかける」ことはなるべくせずに
向き合った中からどんな言葉が現れるか、
その未知な言葉を引き出すよう努めました。

私は作品とお客さまの間に居て、良い出合いを促す
媒体のような存在かもしれません。

作品の説明を聞くことに慣れている方にとっては
言葉が少なくて物足りないこともあったかもしれませんが。





絵に対しても
自分で描いていながら
私はその成長に奉仕しているような者でしかなく
制作とは献身そのものだと思いました。

個展はもういつできるかわかりません。
機会があればあるでしょうし、
なければしばらくありません(^_^;

ただ、グループ展の機会は
今年は奇数月ごとにありますので、
これからまた献身の日々に戻ります。


またお目にかかれることを
楽しみにしています。
皆様、本当にありがとうございました。

展覧会終了翌日、吉野に遅いお花見に行ってきました。(^_^)
奈良の風は心地よく、そのあと京都へ。お墓参りと *海北松友展 を見ました。
どでかい掛け軸のオンパレード!!贅沢な軸装にため息がでました…



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