みちのく童話会
東日本大震災から10年のくぎりの2021年、東北地方の皆様から第1回みちのく童話賞を開催し、第3回まで、たくさんの作品、作家との出会いがありました。
童話賞終了後は、みちのく童話会として、活動を続けています。
あかね書房から出た新刊『アゲイン アゲイン』です。
表紙の矢印がキーワード。
自分のことは自分で決めたい。いろんなことを親に決められてきた亜麻音は、ある日予定していたおばあちゃんち行きを、バーベキューに勝手に変更されて(パパが友達と会うため)、「逃げろ」と家を飛び出します。行った先は、学校をずっと休んでいる友達マリナちゃんちでした。
マリナちゃんは以前ゲーム好きだったのに、今はもうやってません。それは「自分で決めた」というマリナちゃん。でも学校に行くことは決めれずにいます。
そこで登場するのが、矢印。亜麻音はまずは、その矢印をバーベキューをする川の方へ向けます。パパに決められていくのではなく、自分で行くと決めるのです。マリナちゃん親子もいっしょに行くことにあります。
さて、自分で決めるのには、責任も伴います。決めたことの結果、うまくいかない場合、人の責任にはできません。
なんてことを小学生にも感じてもらえるように書きました。ぜひ、読んでいただきたいです!