スタッフのもえぎ桃です。
東北6つの物語シリーズ続々刊行‼️
このシリーズは、東北ゆかりの作家が書いているので、いわゆる「地元ネタ」が豊富。
私も青森ならではのお話を書けて、とっても楽しかったです。
それでは、「東北こわい物語」の裏話をひとつ。
恐山と、八甲田山のこわい話が出てきますが、どちらも何十年も前から伝わっている話。
恐山で唾を吐いたり、不敬な行いをすると、悪いことが起こる。
八甲田山では雪中行軍で死んだ方々の霊がさまよっている。
特に恐山は、霊場なので当たり前かもしれませんが、青森県民にとっては「観光名所」というより、「怖い場所」。
小学校の頃、先生が「友達が恐山で唾を吐いて、それから山を出るまで転んでばかりで大変だった」と言っていたのを思い出します。
恐山は噴火によってできた一帯ですが、お話に書いた通りの「地獄」と「極楽」があります。
私も初めて見たときは、衝撃でした。まるで異界のようでした。
いくら噴火による自然の造形だと科学的に説明されても、それだけとはとうてい思えません。
異界の様子は、どうぞ本編をお読みいただければと思います。