善人閑居

鎌倉の風物詩と全国の温泉の旅を写真で報告します。

鎌倉身辺雑記・ナガミヒナゲシ

2019年05月09日 | 鎌倉


ナガミヒナゲシの花がそろそろ終わりますが、今年も結構範囲を拡大していました。

赤ダイダイ色の可憐な花ですが、砂利を敷いた駐車場とか、ブロック塀の片隅、車道脇のちょっとした隙間に生えています。

(ナガミヒナゲシ1)


(ナガミヒナゲシ2)


(ナガミヒナゲシ3)


(ナガミヒナゲシ4)

ナガミヒナゲシの花はピンクもしくはアカダイダイ色で、可憐で、はかなげで、風情ある花です。
ナガミヒナゲシのツボミは首を下に曲げた形で成長し、咲く寸前に上向きになってツボミを開きます。ツボミの中には既に種の鞘が入っています。

花びらは一日か二日で散り、花が咲き終わるとくと翌日には種の鞘が現れて、その後、鞘は日々成長し、熟した種をばらまくようになります。

(ナガミヒナゲシの花)


(ナガミヒナゲシのツボミ)


(ナガミヒナゲシの種の鞘)

ナガミヒナゲシの種の鞘を割ってみました。

(鞘を割ると・・・)

白い種が数多く入っています。
一つの鞘に 1500個の種が入っていると云われています。

鞘は日が経つにつれて茶褐色になり、種も黒くなります。

Youtube 上で種子が飛び散る様を捉えた動画がありました。ナガミヒナゲシの種子散布



ナガミヒナゲシは、自分の繁殖のために、他の草花を侵蝕すると云われています。
自分の庭には入れたくない植物の一つです。

注意したいものです。



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