ナガミヒナゲシの花がそろそろ終わりますが、今年も結構範囲を拡大していました。
赤ダイダイ色の可憐な花ですが、砂利を敷いた駐車場とか、ブロック塀の片隅、車道脇のちょっとした隙間に生えています。
(ナガミヒナゲシ1)
(ナガミヒナゲシ2)
(ナガミヒナゲシ3)
(ナガミヒナゲシ4)
ナガミヒナゲシの花はピンクもしくはアカダイダイ色で、可憐で、はかなげで、風情ある花です。
ナガミヒナゲシのツボミは首を下に曲げた形で成長し、咲く寸前に上向きになってツボミを開きます。ツボミの中には既に種の鞘が入っています。
花びらは一日か二日で散り、花が咲き終わるとくと翌日には種の鞘が現れて、その後、鞘は日々成長し、熟した種をばらまくようになります。
(ナガミヒナゲシの花)
(ナガミヒナゲシのツボミ)
(ナガミヒナゲシの種の鞘)
ナガミヒナゲシの種の鞘を割ってみました。
(鞘を割ると・・・)
白い種が数多く入っています。
一つの鞘に 1500個の種が入っていると云われています。
鞘は日が経つにつれて茶褐色になり、種も黒くなります。
Youtube 上で種子が飛び散る様を捉えた動画がありました。ナガミヒナゲシの種子散布
ナガミヒナゲシは、自分の繁殖のために、他の草花を侵蝕すると云われています。
自分の庭には入れたくない植物の一つです。
注意したいものです。