季節感の無い時代になったと言われますが スーパーに行って御覧なさいな
お節が済むと七草粥のセット 節分の豆が出たと思ったらバレンタインのチョコと一緒に雛あられ
来月はホワイト・デーだろうし もう目が廻るほどの先取り季節感イッパイの時代です
スーパーで 春を見つける 都会っ子
なんていう感じでしょうかねぇ~
で そのもうすぐやってくる弥生の節句ですが 姉が3月4日生まれのこともあって二つの雛飾りがありました
当然夏生まれで二番目の私には 無い!!(僻む^^)
でも正直言えば 人形は苦手です
ただ なにやら日常とは違う気配が面白かったし 節句用の型抜きした砂糖菓子が好きでした
このお菓子はエビや鮑といった魚介類や徳利の形なんかがあって なかなか絵になりました
型は大変古いものだと聞いた事がありますが 今では後継者も無く幻のお菓子となってしまったようです
味はただ甘いだけですが 薄い磨ガラスのようで少しずつ割って食べるのが好きでした
さてさてこんな具合ですから 着せ替え人形で遊んだ記憶もありません
昔父が 3歳児ほどの大きさの布製の人形を買ってきてくれて ほら アメリカのアン人形みたいなの
あれは 白い熊のぬいぐるみと双璧をなすお気に入りでした
自分と同じ背丈の人形を引きずって よく遊んだものです
ある日 その人形から縫い針が出てきました
怒った父がデパートに文句を言うと 早速店員が我が家にお菓子を持って参上
お譲ちゃん 何処が痛かったのと訊かれて 此処 と答えた私
指差したお尻は 風邪の注射を打たれた跡でした(調子の良い子です^^)
そうそう 着せ替え人形ですが 姉は持っていました
ある日 腕が抜けた っていうか…ほら はめ込み式になってるでしょ
で 姉は怖くなって片腕をトイレに捨てたのです
勿論 昔のトイレですから(我が家は凄く深かった)後で掃除の人に叱られました
弥生三月雛祭り
遠くて近い 例の砂糖菓子のように甘い 甘い記憶です