どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

仏像の絵シリーズもそろそろおひらき

2024年12月13日 | 日記

毎日の絵日記に描いてきたいわゆる仏像の絵シリーズも 終わりに近付いてきた

如来・菩薩・明王までは良かったのだが 天部になってくるとインドの神や中国の神 日本の神が融合されてきてもう何が何やら

これも仏像というのか・・・?

その他の部には 高僧や祖師のお姿も

 

中でも有名なのは「無著(着)・世親像」

唯識論を大成したインドの学者で兄弟である

写真で二人一組の像は何度も見たことがあるのだが どちらが兄(無著)でどちらが弟(世親)なのか

説明によれば 兄のほうは老人の顔であり 弟のほうは壮年の顔とある

写真をひとりひとり じっと見つめる

見比べる

・・・?

すばらしい作品だが 年齢の差がよくわからない・・・

色々な解説を見て 向かって右にいる宝塔(らしい)を持っているほうが兄 左の何も持たないほうが弟とわかった

 

高僧としては鑑真和上や弘法大師の名前もあったが 空也上人(六波羅蜜寺 空也上人像)を描いたら 仏像シリーズはひとまず終わりにする

「南無阿弥陀仏」の6文字を唱えると 口から阿弥陀如来の姿(六体)が現れるという意匠は 伝承に基づいたとはいえ素晴らしい

運慶の息子の作品になるが この木造の写実性も見事で 空也上人のお姿がこの通りだったかどうかはわからないが(作者の康勝が年代からして見ている筈もない) 見ているとありがたさが自然とわいてくる

空也上人は この仏像シリーズを描くずっと前に一度描いたけれど これをもって一応おひらきにしよう

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