まずはビールを頼む
生なんてものは無い 瓶ビール!
銘柄は三社で キリンといえばクラシックラガーしかない店
グラスもゴクゴク普通の 食堂なんかに置いてあるようなのだ
つき出しは 糸こんにゃくのピリカラ炒め
イッパイ目は注ぎあって あとは手酌でいこうと
ぷはぁ~ 美味しいねぇ~
で 二人で話し始めた ら 少しして席を譲ってくれた男性が話に入ってきた
別段 強引にというわけでもなく こんな場所ではそれが自然だ
彼は 通い始めて一年そこそこの だが既に常連らしい
同じ職場なの?
へぇ~ でもいいネェ~ その姐さんって呼ぶの
新人君が言う
面接に来た時から あっ 姐さんがいると思ったと
こういう人はボクの人生の中で5人くらいかな と
しばしば彼はそう言ってくれるのだが こんなのをウマがあう というのだろうか
私は青空が大好きで 朝 少々へたれていても これを見ることが出来たらなら ご機嫌になる
彼もそういう奴だ
細かい事は気にしないし 人の気持ちを確認したりもしない
仲間といても 一人でいても 同じように楽しめるタイプだ
隣の男性は 職場の近くでも飲むことはあると言ったが おそらく 柵も肩書きも捨てて
一人の男としての居場所に此処を選んだのだろうと思う
その彼は 同級生だと判った
こういう場所で唯一の柵があるとすれば それは年齢だろうか
いっこ上でも 先輩は先輩
それがどこでも暗黙の了解のようで 飲み屋というのは面白いものだ
仕事は 体と心とを会社に売って その対価として給料を貰っているのだ とか
会社の評価に対して文句を言う人がいるが 評価なんて自分が決めるものじゃないとか
サラリーマンにありがちな話もしたが・・・
その人が若い頃は ちっと暴走族やってたなんて話しを聞くと
姐さんは学級委員なんかやってたタイプでしょ と言われる私だから
その頃出会ったなら 何 この人 って思っただろうが
この年齢になると それも皆昔話 笑い話になり
そしてお互い 此処までなんとかそれなりに生きてきたんだね なんて
そして 少し悪かった少年の頃の自分が どこか自慢げなのも また愉しい
悪かったけど 本だけは読んでたよ
そういう彼と話しが合うのも 同級生の面白いところ
少しして更に常連の男性が入ってきた
2歳ほど年上
離れた席に座ったのだが じきに新人君と私の間に割り込んできた
小学生の時に ビートルズの日本公演に行ったのが自慢
都立高校出身でW大卒 しがない小さな会社の社長やってます と
この禿頭のオヤジさんが 私とほぼ同年代とは・・・同じ括りにはされたくないけど^^
一曲歌いますから ビートルズの中で何がよいですか なんて すでに酔っ払いの域に達している
30代の若いのも会話に入る
酒の話し 寺山や太宰や司馬遼太郎の話しなんか始めちゃってる
こっちは モータウンやソウル・トレイン 神様になる前のサンタナやツェッペリンの話しで盛り上がる
そして 五木も読んだよね~ 読んだ 読んだ
C級文壇バーになってきている
一人 音楽ライターもやっているパンク野郎がいて それは私も新人君も苦手な部類
昔 プロになりたかったギター小僧の新人君が彼に掴まりそうになったところで 退散することした
禿頭のおっさんに好かれた新人君は その頭にキス
私は皆と握手で別れた
演歌からジャズまでという店の 美人じゃないが可愛いママさんに 名前を教えてと言われたのに
告げてこなかったのが ちょっと心残り
そうそう 話している時の私の笑顔を褒められたのが自慢だ
だって ご機嫌な話しをして ご機嫌なイッパイの時に 笑顔にならないほういがおかしいよね
何より 笑顔はロハだし
生なんてものは無い 瓶ビール!
銘柄は三社で キリンといえばクラシックラガーしかない店
グラスもゴクゴク普通の 食堂なんかに置いてあるようなのだ
つき出しは 糸こんにゃくのピリカラ炒め
イッパイ目は注ぎあって あとは手酌でいこうと
ぷはぁ~ 美味しいねぇ~
で 二人で話し始めた ら 少しして席を譲ってくれた男性が話に入ってきた
別段 強引にというわけでもなく こんな場所ではそれが自然だ
彼は 通い始めて一年そこそこの だが既に常連らしい
同じ職場なの?
へぇ~ でもいいネェ~ その姐さんって呼ぶの
新人君が言う
面接に来た時から あっ 姐さんがいると思ったと
こういう人はボクの人生の中で5人くらいかな と
しばしば彼はそう言ってくれるのだが こんなのをウマがあう というのだろうか
私は青空が大好きで 朝 少々へたれていても これを見ることが出来たらなら ご機嫌になる
彼もそういう奴だ
細かい事は気にしないし 人の気持ちを確認したりもしない
仲間といても 一人でいても 同じように楽しめるタイプだ
隣の男性は 職場の近くでも飲むことはあると言ったが おそらく 柵も肩書きも捨てて
一人の男としての居場所に此処を選んだのだろうと思う
その彼は 同級生だと判った
こういう場所で唯一の柵があるとすれば それは年齢だろうか
いっこ上でも 先輩は先輩
それがどこでも暗黙の了解のようで 飲み屋というのは面白いものだ
仕事は 体と心とを会社に売って その対価として給料を貰っているのだ とか
会社の評価に対して文句を言う人がいるが 評価なんて自分が決めるものじゃないとか
サラリーマンにありがちな話もしたが・・・
その人が若い頃は ちっと暴走族やってたなんて話しを聞くと
姐さんは学級委員なんかやってたタイプでしょ と言われる私だから
その頃出会ったなら 何 この人 って思っただろうが
この年齢になると それも皆昔話 笑い話になり
そしてお互い 此処までなんとかそれなりに生きてきたんだね なんて
そして 少し悪かった少年の頃の自分が どこか自慢げなのも また愉しい
悪かったけど 本だけは読んでたよ
そういう彼と話しが合うのも 同級生の面白いところ
少しして更に常連の男性が入ってきた
2歳ほど年上
離れた席に座ったのだが じきに新人君と私の間に割り込んできた
小学生の時に ビートルズの日本公演に行ったのが自慢
都立高校出身でW大卒 しがない小さな会社の社長やってます と
この禿頭のオヤジさんが 私とほぼ同年代とは・・・同じ括りにはされたくないけど^^
一曲歌いますから ビートルズの中で何がよいですか なんて すでに酔っ払いの域に達している
30代の若いのも会話に入る
酒の話し 寺山や太宰や司馬遼太郎の話しなんか始めちゃってる
こっちは モータウンやソウル・トレイン 神様になる前のサンタナやツェッペリンの話しで盛り上がる
そして 五木も読んだよね~ 読んだ 読んだ
C級文壇バーになってきている
一人 音楽ライターもやっているパンク野郎がいて それは私も新人君も苦手な部類
昔 プロになりたかったギター小僧の新人君が彼に掴まりそうになったところで 退散することした
禿頭のおっさんに好かれた新人君は その頭にキス
私は皆と握手で別れた
演歌からジャズまでという店の 美人じゃないが可愛いママさんに 名前を教えてと言われたのに
告げてこなかったのが ちょっと心残り
そうそう 話している時の私の笑顔を褒められたのが自慢だ
だって ご機嫌な話しをして ご機嫌なイッパイの時に 笑顔にならないほういがおかしいよね
何より 笑顔はロハだし