どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

右近家 おまけ

2016年10月26日 | 日記
今日は家を見に行く

最近はほぼ一日置きにしているが 段々と着実に進行中である

ユニットバスも明日搬入されるという

床を張るところを見たいのだが なかなかお目にかかれない

一階はすでに終わってしまって 養生シートが敷かれてしまったし

棟梁と話していたら 巡回ご老体がまたまたやってきた

お茶をご馳走になりながら 色々と話す

このひと 会社での役割は何なのだろう・・・・相談役? 庶務係?

まあ いいか・・・


買い出しをして帰ろうとスーパーを見て回るが お腹が空いていないせいか メニューがさっぱり決まらない

主婦は 健康で食欲旺盛の人が絶対に良いと思う

私のようでは 家族は迷惑するだろう

冷蔵庫は空っぽでは無いから 今日はあるもので何とかしようと 鮭の昆布巻きと豚肉としめじを買って帰る

最近はほとんど引きこもり状態で まあ 別に気持ちが落ち込んでいるわけでは無いのだが 特に出かけたい場所も無く この鼻の奥がぐじゅぐじゅ じ~んとする感じのせいなのだろうか


さて 右近家の外壁周辺をお見せして終わることにする

海岸に山が迫る場所に実にふさわしいと私は感じるのだが


一階テラス 奥に見える丸いものは水場 この重厚な鎧戸と張り出した二階のベランダは木造船のようでもある

同じテラスを反対側から門の方に向けて

二階ベランダを見上げて

ベランダ全面部分 この文様が個性的である 何を意味しているのかはわからないが 私にはアイヌ文様のようにも見える

二階のベランダ 丸太小屋風ではあるがやはり海を意識していると私には見える

望遠で撮ったと思われる 
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右近家続編

2016年10月25日 | 日記
昨日 家を見に行った時 駅の近くでお向かいの奥さんと出会った

いつ帰ってこられそう?

今年は無理のようで 来年の1月になりそうです

彼女の一家は 今年の3月に建替え後の新築に戻ってきたばかりなので 仮住まいの居心地の悪さは記憶に新しいところ

もう少しだから頑張って 早く帰ってきてね と言って下さった

親の代にはそれなりのご近所付き合いもあっただろうが 私自身は会えば挨拶をする程度のことだったのに それでもこんな風に言って下さる方がいてくれるのかと思うと 少し嬉しくなる


今朝は冷えるという予報だったが 昨夜は薄手の羽毛布団で耐えしのぎ 今日は天気が下り坂だというのに 朝から布団のカバーやシーツを洗って布団を厚い羽毛に替える

パジャマ党の私なので 冬用のパジャマもしっかり準備し これ以上寒くなったら暖房を入れるだけとなった

足の方はまだかすかに芯が残っているようで 時折思い出すこともある

その上 一週間ほど前から 風邪らしき兆候がみられる

風邪というほどのひどい症状でも無いのだが 喉と気管上部 鼻の奥と目に違和感を覚えるもので 毎年一度はこんな感じになり しかも一か月ほど続く

くしゃみだったり 鼻水だったり 目から涙が出たりと 食欲もあり元気でもあるのだが しゃきっとしない

ひょっとして何かのアレルギーかなとも思うが その時期は冬に多いとはいえバラバラなので 自分でも謎の現象のまま ああ またあの感じが来た と思うくらいではいるのだが


最近は起きる時間も遅くなり とはいっても5時から6時の間

この先 ますます夜明けが遅くなり また寒くなってきたら 何時に起きたら良いかと思うが そんなことには関係なく決まった時間に起きねばならなかった時を思い出せば お気楽なものだ

身体が決めてくれるだろう


さて 昨日紹介した洋館の詳細を載せておくことにする

玄関ポーチ このどっしりとした 少し荒削りのドアが良い

玄関ポーチ横から 切り取った絵のように見える海の風景 明り取りや風の通り道としての役割もあるのだろうが 景色が効果を押し上げていると思う

玄関を入ったところ 床のタイルも同じものが使われている

二階に上がる階段にもタイルが使われている 

階段踊り場のステンドグラス 船の意匠が最高

階段を上がって この梁が重量感たっぷり

一階暖炉 ここのタイルも可愛い

小高い裏山に建てられているために 家の裏側には石積みがされている 私は石が好きなようだ

一階のリビング 反対側には海が見え 裏側はこの景色 天井の梁 もうたまりません

次回は 家の外観を少しお見せします
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重要文化財の認定で思い出した「北前船主の館・右近家」

2016年10月24日 | 日記
友人から敦賀の旧大和田銀行が重要文化財になったときいて 思い出した

私が北陸から琵琶湖周辺の旅をしたのは 2010年のこと

幾つか期待していたものがある中でも一番見たかったのは 敦賀湾の海岸沿いにある「北前船主の館・右近家」の建物だった

敦賀泊の予定ではあったが翌日は早くに出発しなければならず またバスの時間などもあり 初日は敦賀の町を先に見てから行くことにした

その時にこの銀行も見たのだった


近代建築の銀行はその大きさに関係無く いかにも銀行といったたたずまいを見せてくれるが 私の中では少々面白さに欠けるものではある

私邸のような個性も 商業ビルならではの意匠も レンガ倉庫や土蔵のような生きる力強さのようなものも無く 行儀のよい優等生の顔をしている

これぞ 金融業の顔


見たかった「右近家」へは 「武生」駅から出発し「王子保」という駅を経由するバスで行く

バスの本数はとても少なく 無人駅であった「王子保」から乗ることにした私は 駅前のあまりに何も無いことに驚き 冷房も無い待合室でひたすらバスを待った

だがこの「右近家」は とても素晴らしかった

帰りのバスも相当待つことになり ほとんどこれを見るためにだけ一日を費やした感じだったが 少しも後悔は無かった

バスを待つ間 すぐ近くの町の小さな図書館でこの町の歴史を知り あとあとどこでも見かけることになったが かつては 財を成した人がどれだけ地域に貢献してきたかということもわかった

この家もいわば近江商人の商法でもあった「お助け普請」であったといわれている


先に書いた銀行が重要文化財になったことは 喜ばしい

それを否定するつもりは無いが 現在資料館となっているこの「右近家」にも是非何らかの認定をして欲しいと思う

もっとも町に寄託とあり 所有者が(それが誰かも知らないが管理者は町になっている)それを望んでいるのかどうかはまた別の話ではあるが あれほどアクセスの悪い場所にもかかわらず 私がもう一度訪ねたいと思う数少ない建物でもある

一説にはヴォーリズの設計ではないかといわれてるが それは定かでは無く 玄関や家の内部はともかく 外観に関しては少し違和感を覚える

この立地を生かし 自然を受け入れた設計は素晴らしく 海とともに生きた人がこの窓から見る風景は 時に美しく また時には畏怖も感じたことだろうと思う

江戸時代に始めた海運業から出発し 明治時代には「日本海上火災保険会社」を設立


あの頃は写真を別の場所にリンクしていたこともあったが 色気の無い日記に花を添えようと思う

選んでいたら本当にどれも好きなものばかりなので さあどうするか

明日に持ち越すかな

正面入り口 和館しか見えず 洋館は上にある

階段を上がっていくと 洋館が見えてくる

入口から階段を見下ろしたところ

下に見えるサークル状の花壇

洋館の上にある散策路

平坦な場所には休憩用の椅子も

洋館の屋根が綺麗です

海が一望できます

明日は家を中心に

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順番待ち

2016年10月23日 | 日記
朝食は和食と決まっている

お味噌汁を必ず作るのは 仕事をしていた時から変わらない

具は大根になることが多く わかめやほうれん草 小松菜 ジャガイモなどが 適当に間に入る

そして 時々卵を落とす


昨日のこと 支度もできたし さあ朝食だとお盆にのせ 運び テーブルに置こうとして・・・・

ひっくり返した

汁物を・・・・・

しかも卵入り・・・・とろとろ・・・・

更に悲しいことに 畳の上・・・・・

覆水盆に返らず いや 味噌汁盆に返らず 

先人は実にうまいこと言うなあと などと言ってる場合ではない


すぐに雑巾を持ってきて まずは半熟の黄身を壊さないように注意しながら 固形から始末する

お味噌って口にする時はどうとも思わないが 発酵食品のせいかけっこう臭いものだということを 私は子供の時の給食でスカートにこぼした経験から知ってるので 何度も何度も畳を拭いた   

こんなことをしていたらご飯は冷め始めるし もう一度作り直す気にもなれず 結果お味噌汁なしのご飯になった

うんもう~~~~~という気分


今朝は 昨日のリベンジとばかり笑顔で 同じように卵を落としたお味噌汁を作ることにした

お味噌を出そうと冷蔵庫をあけた時 シジミのパックが見えた

そうだ! 昨日 買ったんだっけ

海ものシリーズにしようと思って なかなかお目にかかれないハタハタの干したのと一緒に・・・・

すでに大根はお鍋の中で煮えている

うんもう~~~~~である


昼過ぎ 今日のイッパイのおかずを作ろうと思って野菜室を開けたら 私はどうなるの?といった顔つきの小松菜君がいた

そうだ お味噌汁の具にしようと思ったんだっけ

でも明日はシジミが待ってるし それだって二杯分できちゃうし・・・

うんもう~~~~~である

小松菜君は 少しお味噌汁にして 残りは炒め物にでもしてあげるね

我が冷蔵庫は目下 お味噌汁の具が順番待ちの状態である

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掃除と生活

2016年10月22日 | 日記
仮住まいを始めてから やっと退職者生活がわかってきた

そして以前と少し変わったことといえば 掃除をこまめにするようになったこと

勿論 こちらには借り手という負い目と責任があるから 当然といえば当然


仕事をしていた時は ほこりくらいでは死なないというスタンスで 買い出しと調理 洗濯とゴミ出しだけは何があってもしなくてはならない必須科目だったが 掃除は手抜きになることが多かった

お風呂だってトイレだって 掃除は週末にしかできなかった

キッチンも 朝食後の食器洗いが出来ないことも多々あったし そろそろ換気扇の掃除か・・・なんて 溜息が出たものだった

退職後は家の整理が待っており しかも捨てる家だったので掃除は二の次になり そしてようやく暇というものを手に入れた生活が始まったのだ


大人の一人暮らしでしかも仮住まいとあっては ひっそりと静かで あまり生活の匂いのしない部屋でもあり 物が増えることも無く またそう汚れる生活でも無いのだが 水回りはよく掃除するようになった

ことにお風呂は毎日 使用後に裸ん坊のままで まだ使っていないバスタブも含めて掃除をする

その後 床と壁の水分を乾いたタオルで拭き取り 排水溝のゴミを始末し タオルを洗って干すのが日課になった(全くお風呂に入った気がしない^^)

主婦の人には当たり前のことかもしれないが 私には今までそんな習慣は無かったし そもそもそんな時間があろうはずもなかった

毎日やれば この程度の広さゆえ トイレもキッチンも含め普通の掃除であれば1時間程度で事足りる

これは 新居に移っての私の生活にとっては良い習慣になるだろうから しっかり身につけておきたい


大学生だった頃 借りている部屋のキッチンが汚れるのが嫌だから調理はしない と言う人がいた

病的なほどの神経質で いや 神経症だったのだろう 数年後に自殺したときいたから

私は そこまでして新居を新しいままにしておきたいとは 露とも思っていない

それこそ 本末転倒である

綺麗に保つこと ものを大事に扱うことと 日常の生活とは 全てバランスの問題

どんなに綺麗にしていても必ず劣化はあり 傷も手垢もついていくし またそもそもそうしたくても出来ない時もある

大好きなお皿だって割れるのを恐れて使わなければ それは無いのと同じこと

その過程を生きた証 人生の思い出と受け取らなければ つきつめれば生きていても意味が無いとなる

彼女の自殺は すでにその何年も前から彼女の結論としてすでにあったのだと思う


無垢材フローリングを綺麗に保つことも大事だが 私は生活の場となるであろう二階は 傷がついても 墨なんぞ落としても良いと思っている

とても小さかった頃 おそらく新築後まだ二、三年の頃だと思うが 私はトイレの横の白い壁に 筆記具のためし書きのようにクレヨンでくるくると円を描いた

叱られた記憶は無く しばらくはそのままだったような気がする

というのも それが茶色のクレヨンだったことは覚えているから

少し大きくなってから お前が描いてしまって と父が笑って話してくれたのを覚えている

その後塗り替えたのだろうか いつしか見る事は無くなった

新築のままを保とうとして生活を楽しむことを忘れたら 笑い話にしてくれた両親に申し訳がたたない

  
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