『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
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[映画『ネスト』を観た]

2011-01-22 23:31:14 | 物語の感想
☆・・・今、アフィリエイトを模索しています^^

 ちょっと文章のリズムを崩してしまうかも知れませんが、試行錯誤してみますね^^

   ◇

 「ケビン・コスナー、デビュー30周年記念作」をうたっているが、これって、日本の配給会社の勝手な「記念作」扱いだべ^^;

 しかし、久し振りにスクリーンで見たケビン・コスナー、相変わらずいい男だが、さすがに年を経てるなぁ。

 私には、私の青春時代と重なる颯爽としたケビン・コスナーの姿しか記憶にないので、いささかショックを感じた。

 でも、抑え目な演技ながらも、静かなシーンにこそ随所に上手さが見えて、よくあるパターンのホラー作品を格調高く見せてくれた。

 この作品を「よくあるパターン」として見てしまった、一番似ている作品としては、フリードキン監督の『ガーディアン/森は泣いている』があろう。

   家族で郊外に引っ越してくる ⇒ 家族に謎の変調 ⇒ お父さん、自然の生んだ悪霊とバトル

 『ガーディアン』から物語の幾つかの要素を交換したら(森の精霊信仰薀蓄から、先住民の古墳薀蓄へ)、この作品『ネスト』の出来上がりだ。

 ・・・と、バカにするのは簡単だが、世の中の物語の生成なんて、結構、こんなものである^^;

 『ガーディアン』においては、ラストの父親の奮闘の姿が、とても、『フレンチコネクション』や『エクソシスト』を撮った監督とは思えない稚拙さで失笑ものだったのだが、

 『ネスト』においては、最新の技術を使い、主人公のケビン・コスナーに華を持たせる活躍の場ではあった。

 ホラー映画にありがちな、突然の大音響や驚かしがなかったのも良かった。

 でも、音響は良かったね。

 これでもかと色んな怖いサウンドを組み込んでいた^^;

 離婚して引っ越してきた家族は、父親にケビン・コスナーと、弟に『チェンジリング』のアンジーの子供役の男の子、そして、悪霊に取り憑かれる姉役に『パンズ・ラビリンス』で輝いていた美少女イバナ・バケロを配して、演技陣は完璧な布陣であったし、それは成功している。

     
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 ・・・物語の前半は、娘の変調に際し、「思春期の娘への対応に苦慮する父親」と言うテーマをおざなりにではなく見せてくれて好感だ。

 イバナ・バケロだが、まだまだ、少女としての魅力がたっぷりあった。

 生意気な目つき、生意気な「下目使い」、高慢な頬骨、分厚く自信たっぷりに閉じられている唇。

 美味しそうな太もも、けれど、貧弱な二の腕、くびれたウエスト。

 そして、ボリュームのあるカールしたロングヘアー。

 後半の『エスター』化したシーンは頂けませんが、私、充分に堪能させて頂きました^^

     
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・・・面白いゾ^^

 今回は、ファッションも流行を取り入れていて、「優等生」な外見のイバナ嬢のミスマッチの新しい魅力が見れました^^

 さて、この作品においては、クリーチャーは、物語の序盤に意外にも姿を現わすので、クライマックスでの大挙としての登場に、まあ、違和感は少ないのだが、

 そのエンディングは、物議を醸すだろうな(と言うほどの注目作とも思えないが^^;)。

 素直に解釈すると、バッドエンドの終局(父親は家族を失う)で、そこに、作り手のこだわりが見えるのだが、こだわるほど、それまでの展開に描きこみが足りないような気もした。

 家族を見守る先生も、唐突に雇った家政婦さんも、先住民の古墳の研究家の教授も、その助手も、もうちょい物語に絡ませるべきだろう。

 それと、クライマックスで、イバナが<古墳人間>にCGで変化するのも興醒めだった。

 「よくあるパターン」の物語なれど、最新の技術で、大いに「見れる映画」になる可能性を秘めているのに、その最新の技術の「やり過ぎ」が見られた・・・^^;

                                                        (2011/01/22)


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