『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

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[映画『テネイシャスD:運命のピックをさがせ!』を観た]

2008-07-28 06:43:22 | 物語の感想
☆これまた、面白い映画を観た^^v

私は、特にバンドを結成したような過去はない。

しかし、友人たちの多くは、当時(20年前)のバンドブームに乗っかって客の全くいないライブとかを行なっていたので、

ロックを志すにあたっての最初の通過儀礼みたいなものは把握していると思う。

だから、この作品の主人公二人の気持ちがよく分かった。

そして、おそらく40歳も近いだろうデブ・ハゲが、性懲りもなく、スターを目指している姿に勇気づけられもするのだ。

   ◇   ◇

つくりとしては、青春「ロード・オブ・ザ・リング」と思っていただきたい。

主人公がロックスターを夢見て、旅立ち、仲間を増やし、伝説の道具を手に入れ、その道具の魔力で別離の危機に瀕しながらも、悪の魔王をロック魂で倒すのである。

それが、スタイリッシュな画面、斬新なアニメ技術なども駆使して語られる。

だけども、主人公二人はダサい。

ダサいけど、格好いい。

しかし、物語の最後になっても、二人の「カッコ良さ」は普遍なものとはならない。

最後のロック対決の勝利も、特に観衆に認められたものでもない。

二人の世界限定なのである・・・。

それが、この物語のリアルなのかも知れない。

   ◇   ◇

私は、アメリカンコメディは苦手だが(と言うか、笑えない)、この作品はゲラゲラ笑った。

それは、物語上の「青春のほとばしり」と、作劇上の「音楽の効果」、二つの芯があったからだろう。

JBの回りを省みることのない突っ走り方は、ある一定年齢の誰もが、自分の過去を思い出して懐かしくも恥ずかしくも微笑ましくなるだろう。

また、ミュージカル的に歌われる心情を表した歌の数々に、そのサウンドに心が捉えられる。

  「♪ロッキン&ファッキン! ロッキン&ファッキン!
     ファッキン&ロッキン! ファッキン&ロッキン!」

には、冒頭でいきなり笑わせられた。

特に、昨日、『ギララの逆襲』と言うリズム感のないコメディを見せられたので、その落差に安心感をもって笑えた。

ヘビメタなので、歌詞に性的な単語が飛び交うのだが、なんとも、二人の女性経験のなさが露呈していて、「チンコ」「チンコ」と目立ってしょうがなかった^^;

「チン立て伏せ」って、あんた…、『十五童貞漂流記』を思い出してしまったよ^^

   ◇   ◇

この作品、「R15」指定なんだけど、何でだろう?

やっぱ、「♪ロッキン&ファッキン!」が良くないのだろうか?

確かに、若い子がこの作品をみて、「ああ、大人って、いい年して、こんなことやっていていいんだ・・・」などと思ったら、やばいけどね。

   ◇   ◇

私は、最近、太りはじめたし、つむじも広がりはじめたので、この<テネイシャスD>の生き方にはとても憧れるのである^^;

                          (2008/07/28)


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちわ (michi)
2008-08-06 14:33:53
TBありがとうございました。

「R15」だったんですね、意外。。。
やはり歌詞でしょうか 笑!
KGがギターで弾くロック調のクラシックに合わせ
JPが歌うシーンは、
本当に面白かったです。
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>>michiさんへ^^ (ミッドナイト・蘭)
2008-08-07 19:58:13
こんにちわ!

>>KGがギターで弾くロック調のクラシックに合わせJPが歌うシーンは、本当に面白かったです。

若さゆえ…、と言うには、二人は若くないのですが^^;
鳥肌モノのパワーが感じられましたね^^
返信する

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