☆・・・『アナと雪の女王』でノリノリのディズニーが送るは、「新解釈(笑)」の「眠れる森の美女」!!
悪の女王でしかなかったマレフィセントが実は・・・、と言う物語。
おお! かような視点をすれば、この世界、まだまだ物語の鉱脈はザックザクだよ! と思いつつ、期待しての鑑賞。
ヒトラーなんかも、英雄に描けないこともなし・・・^^;
さて、作品の一言感想としては、「なかなか面白いけど、解せない点もある」だ。
最初こそは、「眠れる森の美女」に即して、人間側からは悪に見えるだろう物語が展開し、
簡略化されてはいるが、妖精の女王・マレフィセントの生い立ちが、成長段階の、それぞれ美しい子役たちとともに描かれる。
それは、人間界、オーロラ姫のほうも同じで、成長段階の、それぞれ美しい子役たちとともに描かれる。
肝心の完成体マレフィセント、完成体オーロラ姫が、それぞれ、尖っているアンジェリーナ・ジョリーと、メイクがおてもやんみたいなエル・ファニングで、なんか、あんまし魅力がない。
私が良かったと思うのが、マレフィセントの、幼いオーロラに嫌悪の言葉を向けつつも、なんだかんだと陰ながら世話をし続ける姿だ。
これは、ツンデレ個性に付随する、定番でもあろうし、微笑ましい思いをさせられた。
だが、中盤から、オーロラとマレフィセントの接触が密になり(オーロラを妖精界に誘うマレフィセント)、どうにも、「眠れる森の美女」の話から逸脱し始め、
最終局面に至っては、「47RONIN」を彷彿とさせる(^^;)アクションが、無駄に長くも炸裂し、悪の属性だったとはいえ、オーロラの父親であった王を死に至らしめるは、なんか違和感があった。
てゆーか、後半の作りが、かなりぞんざいであった。
しかし、「アナ雪」に続いて、恋愛の破たんが描かれ、プリンセスの「真実の愛のキス」が男との間に成立しないことが語られたのは、偶然か、それとも深いわけがあってのことなのか?
(2014/06/05)
でも現実は白馬の王子様なんていないし、
家宝は寝て待っててもあかんわけで(爆)
オーロラ姫も微力ながら戦うハメになる。(え)
ということで「目覚めるの早っ!」
マレフィセントとオーロラをくっつけるためとはいえ
王も王妃も王子も育ての妖精も
とことんええかげんな扱いにしちゃいましたね~。
そのへんがね~アメリカっぽい気がしました。
一方を持ち上げるためにほかを徹底的に叩いちゃうというかなんというか・・・(^_^;)
最初の視点は良かったのですが、その意欲がちょっとズレた方向に向かってしまったような印象です。
>>ピッコロと御飯
このピッコロさんは色が黒いのですな^^