☆寝たいので、三十分で感想を書く。
・・・と、ぞんざいな書き出しだが、映画としての出来は、非常に良い。
いわゆるアクションラブコメディなのだが、その二つの要素、どちらも切れ味が良く、私は非常に満足した。
うん、先行作の『ナイト&デイ』も悪くない出来だったが、分かりやすさではこちらの方が十倍は上だ。
「分かりやすさ」とは、ラブコメディで笑えて、アクションで身体が緊張させられることである。
物語は、いい歳して両親とフランスはニースに家族旅行しにくるような女が、純朴だが殺し屋である男と出会い、
女は男にゾッコン、男は女の飾らない素直さに惚れ、殺し屋から足を洗い、二人の結婚生活に入ることからはじまる。
このシークエンスは結構長いのだが、ヒロインのジェンを演じるキャサリン・ハイグルのコメディエンヌらしからぬのだが、いつもの芸達者ぶりと、その家族(父親役をトム・セレック!)や友人との掛け合いが、ちょいと痛々しさもあり面白く、全く飽きさせない。
アシュトン・カッチャー演じる元殺し屋スペンサーも、年齢を重ねて、頼りになる美形へと成長し、裸体も見れるがかっちょいいし、彼の回りにも面白い役者を配し、二枚目のアシュトン・カッチャーが「ボケ」として機能する面白さを生んでいる。
だが、途中から、前半の結婚生活シークエンスで、環境を彩っていた近在の住人や会社の同僚達が、一斉に、足を洗った裏切り者スペンサーに掛けられた懸賞金を目当てに襲い掛かってくる。
この展開が、町のどこにいても安心できなくて、誰も信用できないという、何とも言えない不条理展開を生み、ゾンビ映画風でもあり、非常に面白い^^
その襲い掛かってくる殺し屋とスペンサー&ジェン夫婦の戦いのアクションが、それこそ、最初の殺し屋が使う包丁のような斬れ味で、見ていて非常に面白い。
また、アクションしつつも、ラブコメ作品であることは忘れられておらず、激しい戦いの中にも思わずニンマリするギャグがちりばめられている。
そのバランスが素晴らしい。
私のお気に入りは、いったんはスペンサーを見放したジェンが、結局はスペンサーの手助けに舞い戻り、戦いを終え、それぞれ二人が持った銃で「乾杯」するシーンだ。
こういうときのキャサリン・ハイグルの表情は、すっとぼけていて、非常に可愛い^^
あまり、世界機密などというものへ物語の大風呂敷を広げず、最終的には家族の融和へ収斂する展開も痛快だ^^v
(2010/12/03)
・・・と、ぞんざいな書き出しだが、映画としての出来は、非常に良い。
いわゆるアクションラブコメディなのだが、その二つの要素、どちらも切れ味が良く、私は非常に満足した。
うん、先行作の『ナイト&デイ』も悪くない出来だったが、分かりやすさではこちらの方が十倍は上だ。
「分かりやすさ」とは、ラブコメディで笑えて、アクションで身体が緊張させられることである。
物語は、いい歳して両親とフランスはニースに家族旅行しにくるような女が、純朴だが殺し屋である男と出会い、
女は男にゾッコン、男は女の飾らない素直さに惚れ、殺し屋から足を洗い、二人の結婚生活に入ることからはじまる。
このシークエンスは結構長いのだが、ヒロインのジェンを演じるキャサリン・ハイグルのコメディエンヌらしからぬのだが、いつもの芸達者ぶりと、その家族(父親役をトム・セレック!)や友人との掛け合いが、ちょいと痛々しさもあり面白く、全く飽きさせない。
アシュトン・カッチャー演じる元殺し屋スペンサーも、年齢を重ねて、頼りになる美形へと成長し、裸体も見れるがかっちょいいし、彼の回りにも面白い役者を配し、二枚目のアシュトン・カッチャーが「ボケ」として機能する面白さを生んでいる。
だが、途中から、前半の結婚生活シークエンスで、環境を彩っていた近在の住人や会社の同僚達が、一斉に、足を洗った裏切り者スペンサーに掛けられた懸賞金を目当てに襲い掛かってくる。
この展開が、町のどこにいても安心できなくて、誰も信用できないという、何とも言えない不条理展開を生み、ゾンビ映画風でもあり、非常に面白い^^
その襲い掛かってくる殺し屋とスペンサー&ジェン夫婦の戦いのアクションが、それこそ、最初の殺し屋が使う包丁のような斬れ味で、見ていて非常に面白い。
また、アクションしつつも、ラブコメ作品であることは忘れられておらず、激しい戦いの中にも思わずニンマリするギャグがちりばめられている。
そのバランスが素晴らしい。
私のお気に入りは、いったんはスペンサーを見放したジェンが、結局はスペンサーの手助けに舞い戻り、戦いを終え、それぞれ二人が持った銃で「乾杯」するシーンだ。
こういうときのキャサリン・ハイグルの表情は、すっとぼけていて、非常に可愛い^^
あまり、世界機密などというものへ物語の大風呂敷を広げず、最終的には家族の融和へ収斂する展開も痛快だ^^v
(2010/12/03)