氷室の左腕にはブラック・パンサー柄のタトゥーが入っている。
ブラック・パンサー(黒豹)でイメージするのは、
狩り場を疾走する速さと、獲物を仕留める時の鋭さ、、その眼光、
そして、黒光りした王者の風格と、品格あるそのラインと言ったところだろう。
ファンとして思うのは、
まさに、氷室のイメージ通りのタトゥーと言ったところではないだろうか。
実際のところ、
氷室がどういう思いでそのアートを選んだのかは分からないが、
もしかしたら、昨年発売して以来、
今も尚進化し続けるアルバムの代名詞ともなっている、
ALBUM「"B"ORDERLESS」の名前の由来でもあるように、
"境界線の無い世界"という考えのもとからそれを入れたのかも知れない。
例えばそれは、そのワードの象徴とも言える「人種差別」という、
"ボーダレス"の思想から来ている可能性もあるだろう。
1960年代後半から1970年代にかけてのアメリカで、
そのシンボル、、「黒豹」を掲げていたのは、
紛れも無く、黒人解放を提唱していた政治組織だったのだから。
そう、ブラック・パンサーとは「自由と力の象徴」を意味するのである。
※【黒人解放 ブラック・パンサー】等でgoogle検索
とは言っても、この件に関しては、
あまり憶測で語らない方がいいかもしれない。
氷室の体に刻まれたそのアートに、
どんな考えがあり、
どんな経緯があり、
どんなプライドがあり、
そして、どんな覚悟があるのかなんて、
俺たちファンが知る由もないのだから。
ただ一つ言えることは、きっとそのブラック・パンサーには、
氷室京介の生きざまが重なっているのだろうなと言うことくらいだろうか。
機会があれば、是非、そのイレズミの謂れを聞いてみたいところではないだろうか。
ところで、このブラックパンサーのタトゥー。
氷室ライブに行くと、
タトゥー・シールというフェイクに交じって、
ごくたまに、本物を入れている人を見かける。
「タトゥーはちょっと・・海水浴に行けないので・・・」という人は、
シールは元より、
【ブラックパンサー スカジャン】等で検索(画像検索)すれば、
ブラックパンサー・タトゥーの刺繍が施されたスカジャンや、
同プリントが施されたロングTシャツ等が見つかるので、
そちらの購入をお勧めする。
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■関連情報
上の画像は、スカジャン界の帝王「東洋エンタープライズ」社製のスカジャンを着る氷室。
氷室がこの虎柄のスカジャンを着ているのが知れ渡った途端、価格が跳ね上がり、
一時はその取引が、10万円の大台を超えたこともあった。
今では「氷室モデル」という名称として、氷室ファンはもちろんのこと、
スカジャンマニアの間でも知れ渡っているのは御存じの通り。
※このスカジャンにはブラックパンサーの刺繍はありません。
※画像引用元 DVD『KYOSUKE HIMURO TOUR 2003 / HIGHER THAN HEAVEN』リハーサル風景より
※関連画像1はこちら
※関連画像2はこちら 画像2右はクロムハーツのデザイナー、リチャード・スターク氏。
尚、画像2左の氷室が着ているスカジャンは、HIMURO.COM SHOP内の『PERSONAL JESUS』で購入可能。
PERSONAL JESUSの物とはデザインに若干の違いがあるものの、画像2の写真は結構前に撮られたもので、
PERSONAL JESUSで発売開始した時期のだいぶ前にオリジナルモデルスカジャンが存在していたことが伺える。
このスカジャンにもなんらかの歴史、意味が存在するのかもしれない。
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