BOφWYのDVD「1224」を観て毎回あるシーンで釘付けになる。
それは、「ONLY YOU」が終わった後の楽屋のシーン。
ステージから楽屋に行ってすぐに、
布袋氏がテーブルに置いてあるタバコの箱から、
慣れた手つきで一本のタバコを取り出し高橋氏に差し出す。
直後、ステージに戻る氷室を見て火を点けたばかりのタバコをもみ消し後を追う。
BOφWYの中にあった上下関係が全て分かるようなワンシーンだ。
全ての仕草が絵になっていたそれぞれの男たち。
このシーンは撮り直しのきく映画でも何でもない。
4人の男たちのドキュメンタリーなのである。
普段から当たり前のようにそういう関係が築かれていたからこそ、
こんな映画のワンシーンのようなカットが生み出されたのではないだろうか。
BOφWYの中で生きた4人の男たち。
それはいつかテレビで布袋氏も語っていたように、
決して仲良しこよしの関係ではなかったからこそ、、
どこかスリリングな関係だったからこそ、
BOφWYというバンドは輝いていたのかもしれない。
はしゃぎ過ぎてサヨナラがほんのちょっとしみるだけ・・・
新しい場所での新しい世界が始まる来月・・4月。
別れがあり、そして運命の出会いが始まるであろう4月という月。
氷室京介が魅せる新しい世界、、そして新しい曲。
この4月という月に俺たちは期待せずにはいられない。
タバコが目にしみて あなたが歪む・・・