9月8日に発売された氷室京介ニューアルバム『"B"ORDERLESS』。
期待と戸惑いと感動が入り混じる中、
繰り返し繰り返し聴くうちに、その全貌が見えてきた。
そして、その中でも、
聴けば聴くほどその世界観に引き込まれる曲がある。
それは、
「ROCK'N'ROLL SUICIDE（ロックンロール・スーサイド）」。
2:05・・・一瞬だけ、まるで出力を上げ過ぎたアンプが反響するような音がこだまする。
しかし、その一瞬の喚きは、
これから始まる狂喜の展開の合図に過ぎなかった。
氷室の雄叫びと共に始まる「弾き過ぎるギターソロ」。
そして、短く同じフレーズを、デスボイスと低音を使い分けて歌ったかと思えば、
擬音のようなビブラートを喉で鳴らす氷室のボーカルが聴こえる。（3:25）
ヒムロック、完全に逝っちゃってるね。
直後、そんな氷室を祝福するかのように、ベースが奇声をあげた。
まるでその展開は、
「狂ったロック少年達のセッション」といったところではないだろうか。
「狂気の沙汰」、ロックンロール・スーサイド。
俺はこの曲で、
「氷室狂介」を見たような気がした。
そして、今日、日本武道館で氷室と再会する。
狂喜の宴で狂気になるその時まで、あと19時間。
待ってろよ、ヒムロック。
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