MID NIGHT-XXX

~眠れない夜のために~

叱咤激励

2013-01-23 00:01:23 | Weblog


氷室京介グッズに限らず、

アーチストのグッズというものは、

理想と現実のとの狭間で悩みを抱えるかのような、

そんな苦労があるだろう。

例えば、面白いデザイン等を考えたとしても、

それをタオル素材にプリントしなければならないとなれば、

そこで、その理想は理想だけで終わってしまうとか、そういうような話。

布袋氏のように、何にでも合わせることの出来る柄という、

揺るがない「武器」を持っているならば、

それは直線のラインだけで組み立てられているわけだから、

先に言ったような、そういう悩みもなく、

むしろ、その先のクヲリティーや合わせ技を追究出来るという、

そんな、バリュー的にもお得なデザインだとも言えるだろうけれど。


武道館の2DAYSだけでグッズを作るとなれば、

凝った裁縫や、凝ったディティールとした場合、

提示する側もそれなりの予算はかかってしまうわけで、

やはり、氷室京介という一つのプロジェクト、

ある種のシステムの中で考えると、

常に俺達の理想に答えることは出来ないのかな、

というのが現実なのかも知れない。

まあ、そんな感じで、

何事も客観的に見るというのは非常に重要な話であるわけだが、

それでも今回の、あの「剣(つるぎ)」のデザインに関しては、

決してセンスがあるとは言えないのではないだろうか。

早い話が、

氷室京介のグッズだと知らない人にも褒められるようなデザイン、

或いは、褒められなくとも、

ダサいと思われないようなデザインであるのが理想なのだから。


デザインというものは、

スキルも需要だけれど、それよりもセンス、

センスよりも先に、アイデアなわけで、

やはり需要なのは、持って生まれたセンスだとか、勘だとか、

そういった形としては存在しない「感性」なのだ。

圧倒的なスキルにより、センスやアイデアをねじ伏せたところで、

ファーストインプレッションこそ、評価されても、

すぐに飽きられてしまうというのが、

スキルだけで作られたアート作品というものだろう。

感性というものは鍛えて伸びるようなものではない。

駄目な奴は駄目であり、

出来る奴はどんなアドリブを提示されようが、

やってのけてみせるものだ。

決して、引き出しから出しただけの "偽感性" ではなく、

閃きこそが、最高の感性、、

すなわちそれも「武器」だと言えるだろう。


次回のライヴ、

氷室京介25周年を記念するそのアニバーサリーライヴでは、

是非、その25年という軌跡に負けないくらいの、

素晴らしいデザインのあるグッズを期待したい。

そう、

最高の武器を持った人間に、

その任務を遂行してもらいたいということだ。












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