ちょっといやらしいタイトルだが、
マスコミ等でご存じの通り、
氷室が669,220,940円の金を東日本大震災の被災地三県に寄付した。
そう、6月11-12日に東京ドームで開催された
『東日本大震災復興支援チャリティーライブ KYOSUKE HIMURO GIG at TOKYO DOME』
の収益の全てをだ。
以前にも語った話だが、元々このライブは、
氷室京介50thアニバーサリー企画の一貫ということで、
BOφWY曲を絡めたライブを同じ会場の東京ドームで開催する予定だった。
※参考記事:http://blog.goo.ne.jp/midnight_xxx/e/1387f8756db119403643fef6c7e6b4bb
それは、ファンからのリクエスト受付方式ということで、
2004年に行われた「21st Century boφwys VS HIMURO」とはまた違う、、まだ聴いたことの無い、
レアなBOφWY曲を聴ける可能性があったライブになる予定だったということ。
当然のことながら、
今回のチャリティーライブ同様の集客・収益を見込めただろうというのは言うまでもない。
しかし、そんな時に起きてしまった大震災。
選択肢としては、ライブ自体の中止はもちろんのこと、
莫大な収益を見込めるその一手を温存し、
別な形でのチャリティーライブを開催することも可能だっただろう。
しかし氷室京介はそれをしなかった、、
いや、許さなかったと言った方が適切だろうか。
さらには、それどころか、
そのプログラムを、「全曲BOφWY」というサプライズに「変更」したのだ。
チャリティーライブをやるにしても、
別にそれは全曲BOφWYじゃなくてもいいのだから、
この変更が何を意味するのかは察しがつくのではないだろうか。
そう、氷室自身も日テレのNEWS ZERO特集で語ったように、
「1円でも多くの金を集めて寄付をする。」
という、全ての歯車が、この想い一つだけの為に動いたのである。
全曲BOφWYという飛び道具を出してみせた氷室。
自分の元に利益を誘導するというものが仕事、、
すなわち各自の収入に繋がるものだとするのならば、
7億円弱という利益を誘導し、
そして、その全額を寄付した氷室京介は天晴れと言わざるを得ないのではないだろうか。
そう、
賞賛すべきは、
7億円弱の利益を得ることのできるライブを、
今回の全額寄付というチャリティーライブで掲げたことなのである。
貴方は2日間で得た、669,220,940円の利益を、
全額寄付することができますか?
※厳密に言えばスタッフ・その他の関係者が氷室の思いに賛同し、無償で携わった為に算出された利益であり、
実際のライブは東京ドームといえども、7億円より下回る場合が殆どかと思います。
■参考画像:3億円の山