みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

こうのとり追って:第3部・不育症 反響特集 不安・悲しみ、人ごとでなく/コーヒーの日、法の日

2011-10-01 16:40:57 | 花/美しいもの
10月1日は、「法の日」。

最高裁判所、検察庁、日本弁護士連合会(日弁連)の進言により法務省が1960(昭和35)年に制定。
1928(昭和3)年のこの日、陪審法が施行された。


この日に合わせたのだろうか、最高検が検察の精神や基本姿勢を示した
「検察の理念」10か条の倫理規程を明らかにした。

読むと、「無実の者を罰しない」とか「法令を遵守」とか、
当然といえば、当然のことばかり。
「法の番人」の検察が今までこういう基本を守ってこなかったのか・・・ちょっと恥ずかしいよ。
今度は明文化されたのだから、「法の日」に決意も新たにちゃんと守ってね、といいたい。

最高検:「検察の理念」作成…「無実の者を罰しない」 

 証拠改ざん・隠蔽(いんぺい)事件などの不祥事を受け、最高検は30日、検察職員が従うべき基本規程「検察の理念」を作成したと発表した。検察官らの行動基準を記した規程は、これまで国家公務員としての服務規律以外になかった。検事としての使命や役割などを組織内外に示すのが狙い。
 規程は基本姿勢をまとめた前文と実務上の指針を示した10項目。「無実の者を罰しない」「証拠・情報を適正に管理」など、一連の不祥事を意識した表現が並ぶ。
 「検察の在り方検討会議」の提言を受け、江田五月前法相が今年4月、半年以内をめどにこうした規程を制定するよう求めていた。同会議の委員を務めた作家の吉永みち子さんは「検察の本来あるべき姿の再確認。なぜ今、それを掲げなければならなくなったのか。厳しく自己検証し、理念を実現できる組織に生まれ変われるかが今後の課題」と話した。【鈴木一生、島田信幸】

▽無実の者を罰し、あるいは、真犯人を逃して処罰を免れさせることにならないよう、知力を尽くして事案の真相解明に取り組む。
▽被疑者・被告人等の主張に耳を傾け、積極・消極を問わず十分な証拠の収集・把握に努め、冷静かつ多角的にその評価を行う。
▽取り調べにおいては、供述の任意性の確保その他必要な配慮をして、真実の供述が得られるよう努める。
毎日新聞 2011年9月30日 


10月1日は「コーヒーの日」ということで、
おいしいコーヒーの淹れ方や、イベントが新聞に載っていました。

おいしいコーヒーを飲むと、お風呂に入った時のようにリラックスして、副交感神経が優位になるとのこと。
うつ病を抑制するという研究もある。

パソコンに向かう時間が長くて忙しいときは、むしょうにコーヒーを飲みたくなるし、
一日に、3倍くらいはコーヒーを飲むので、コーヒーの効用は実感。
きょうはあらためて、コーヒーに感謝しながら、おいしいコーヒーを飲んでいる。

新豆の時季 家庭でコーヒー 専門店が入れ方伝授 
2011年10月1日 中日新聞

 ブラジルなどからコーヒーの新豆が出回る十月は、コーヒーの新年度が始まる時季。国内でも秋冬の需要期を前に、業界が一日を「コーヒーの日」と定め、アピールしている。家庭でおいしく楽しむこつを、品質の高さで定評があるコーヒー専門店で聞いた。 (境田未緒)

 名古屋市東区のコーヒー専門店「加藤珈琲(コーヒー)店」で、山際友貴さん(23)に手軽なペーパードリップでの入れ方を教えてもらった。コーヒーの粉は中挽(び)きを使う。
 まず紙フィルターの側面と底の耳部分を折って、ドリッパーにセット。一人分なら十五グラム(コーヒー計量スプーン一杯半)、二人分なら二十グラム(同二杯)を入れ、軽く揺らして表面を平らにしてから、サーバーの上に置く。
 湯は、沸騰させて火を止め、ブクブクが収まった九十度が適温。粉全体に注ぐと、粉がフワッと盛り上がる。サーバーにコーヒーが数滴落ちる程度で二十~三十秒蒸らし、粉が少しへこんできたら、中心から「の」の字を書くように、湯を低めの位置から細く注ぐ。
 フィルターやフィルターと触れている粉の縁には湯が当たらないよう注意。途中から湯の量を多くし、コーヒーが落ちる速さを調整する。「深いり豆は、八十五~八十七度の湯をゆっくり落とすと、こくや苦みが出る。浅いり豆は、九十二度ほどの湯で早めに湯量を多くし、コーヒーをさっと落とすと、甘みが引き立つ」
 人数分が落ちたら、粉の雑味が混じらないよう、湯が落ちきる前にドリッパーを外す。フィルターの内側に粉の壁が均一に残ったら、うまく抽出できた証拠。
 深いりは苦みやこく、浅いりは甘みや酸味が出やすい傾向がある。細挽きほど濃く、粗挽きほどあっさりした味になる。一種類の豆を使ったストレート、目的に応じて複数を混ぜたブレンド、高品質のスペシャリティーコーヒーなど種類もさまざま。
 「中いり、中挽きのブレンドから始めて、自分の好みの味や入れ方を見つけて」と山際さん。 


 コーヒーの日 お得な香り 

特別ブレンド、限定スイーツ
 きょう10月1日は「コーヒーの日」。これに引っかけて、コーヒー専門店などでは、期間限定で、こだわりのブレンドやスイーツを用意したり、コーヒーのおいしい淹(い)れ方教室を開いたりと様々なイベントを催す。そんな中からトクトク情報をお届けしよう。(経済部 磐淵幸雄)

創業ブレンド
 「キーコーヒー」は1日から、創業当時の味わいを再現したコーヒー豆「横浜1920創業ブレンド」を販売する。当時の加工方法に倣い、ブラジル、エチオピア産などの豆を普段よりも数倍の時間をかけてじっくり焼き上げブレンドした。ホロ苦いが柔らかな口当たりのブレンドコーヒーが実現する。数量限定で450キロ・グラム(4万5000杯分)を用意している。豆で売るが希望者には挽(ひ)いてくれる。
 一方、各地の百貨店などに入っている直営のコーヒーショップのうち、約30店では無料の「ミニコーヒー教室」も開く。ペーパードリップを使ったおいしいコーヒーの淹れ方を手ほどきする。「はちみつカフェオレ」やコーヒーと牛乳が2層の見た目にも美しい「アイスカフェオレ」などのアレンジコーヒーの作り方も教える。

大人のスイーツ
 女性に人気がある「アフタヌーンティー・ティールーム」(全国83店)では1日から14日までの期間限定で、「VIAコーヒーゼリーフロート」(777円)をメニューに載せる。
 コーヒーの味わいをいかしたスイーツで、「スターバックス」の「プレミアムスティックコーヒー」を使って作ったコーヒーゼリーに、ホイップクリーム、ミルクジェラートを重ね、程良い苦みが利いた大人のスイーツに仕上げたという。このスイーツはスタバでも扱っていないので、一度試してみたい一品だ。

女性に贈ろう
 コーヒー専門店が集まった団体である「全日本コーヒー商工組合連合会」では「コーヒーの日」にちなんで、表に載せたプレゼントを企画している。また、今年は「女性にコーヒーブレイクを贈ろう」という“運動”も展開する。女性への感謝の気持ちを1杯のコーヒーに託そうという趣旨だ。男性が、おいしいコーヒーを淹れてあげるもいい。喫茶店でプロのコーヒーをごちそうするもいい。「新しいコミュニケーションの形になれば」と事務局長の中村昂之さんは期待する。
(2011年10月1日 読売新聞)


あと10月1日は、「日本茶の日」「日本酒の日」「醤油の日」「ネクタイの日」「メガネの日」。
「メガネの日」は、
1をメガネのつる0をレンズとみなすと「1001」でメガネの形になることから(笑)。

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後半は、毎日新聞で連載していた「こうのとり追って」の反響特集。
五味さんがんばってる、と署名記事を見るたびにうれしくなる。

 こうのとり追って:第3部・不育症 反響特集 不安・悲しみ、人ごとでなく 
毎日新聞 2011年9月28日

 ◇落胆重ね「また起きたら…」/「子供なくても充実」の声も
 流産や死産を繰り返す不育症を取り上げた連載「こうのとり追って」第3部(8月23~31日)に、多くの反響をいただきました。不安を乗り越えた女性や妻が流産したばかりという男性の思い、子供を持つことへの意見など、寄せられた声を紹介します。【五味香織、下桐実雅子】
 「医師がせめて、つらい経験をしているのはあなただけじゃないよ、と言ってくれたら楽になれたのに」
 福岡市城南区の中学教諭、土井百紀子さん(43)は、長女(4)の出産から今春、次女を産むまでに3回の流産を経験した。当初通っていた病院の主治医からは不育症の十分な説明がなく、今も心にしこりが残る。
 主治医の勧めで不育症の検査を受けたのは、2回目の流産の後だった。血液が固まりやすい可能性があると言われ、血流をよくするアスピリンを服用して次の妊娠に臨んだものの、また流産。主治医に説明を求めたが、「知らん」「分からない」と突き放された。不信感が募り、通院をやめた。
 不育症に詳しい医師を探して受診すると、検査結果からアスピリンの服用は必要ないと言われた。それまでの話に耳を傾け、「流産の原因が分からないのは不安だよね」といたわられた。
 連載では、原因不明の不育症に悩む人たちを取り上げた。検査しても原因が分からなかったある夫婦が「問題があれば治療できる。子供を望めないなら、あきらめもするのに」と落胆する様子に、土井さんは自分の経験を重ねたという。
 「現在の医学で分かることやできる治療は何か、きちんと聞きたい。産婦人科医は命を生み出す場に関わる。患者と向き合ってほしい」と望む。
◇   ◇
 流産を引き起こす染色体異常も、治療のすべがない。福岡県の看護師の女性(36)は、長女(5)を出産後に5回の流産を繰り返し、検査で自分自身に染色体異常があることが分かった。
 医師からは正常な受精卵を見分ける「着床前診断」を提案されたが、安全性に疑問を感じた。長女に染色体異常が遺伝している可能性もある。「出産を望むのは自分勝手なのでは」と罪悪感も覚え、2人目の子を望む気持ちは薄れている。同じ立場の人の記事に「どんな気持ちなのだろう」とつらさを思いやった。
 連載では、不育症がうつ病を引き起こす苦しみも伝えた。茨城県の主婦(41)は「私も長女がいなかったら家に閉じこもり、考え込んでしまったはず」と語る。死産後、当時2歳だった長女(10)に「お母さん、泣いてばかりいないで笑って」と励まされ、前向きになれたという。その後、流産も経験したが長男(6)を出産できた。女性は「おめでとうという言葉は、無事に出産して初めて言えること」と感じている。
◇   ◇
 悲しみの中でメールを寄せてくれた人もいた。
 3回の死産と流産を経験した東京都の自営業の女性(37)は、「子供のことを聞かれると思うと怖くて、人に会いたくない」と語る。
 34歳で初めて妊娠したが、5カ月で死産。2回目の妊娠も、6カ月の健診で心停止を告げられた。大学病院で4カ月にわたる検査を受けた結果、血栓ができやすい「抗リン脂質抗体症候群」の疑いが強いと診断された。3回目の妊娠が判明した09年秋、血栓を防ぐためアスピリンの服用とヘパリンの自己注射をしたが、3カ月で流産した。
 「2回目までは前に進もうという気持ちがあった。治療をすれば出産にたどりつけるかなと思っていたから、3回目の流産で希望をなくしてしまった」。今は妊娠を待ちながらアスピリンを服用しているが、「また同じことを繰り返したら」と思うと不安でたまらない。
 これまで周囲から「なんで子供がいないの」「妊娠するんだから大丈夫よ」などと言われた。「悪気がないのは分かっているが、知人の多い地元には戻りたくない。不妊や不育症のほか、病気で子どもを授かれない人がいることを、もっと報道してほしい」と望む。
滋賀県長浜市のケアマネジャーの男性(35)は、連載中に妻(37)の流産が判明した。
 8月下旬、妻が「おめでたかも」と言って診察に向かい、男性は研修先で朗報を待っていた。だが、電話してきた妻は泣いていた。妊娠はしていたが、胎児が育っていなかったという。
 それまで男性は、記事を人ごとのように思っていた。だが「その立場になると本当につらい」。仕事を休み、夫婦で医師の説明を聞きに行った。「こんな経験をしているのは僕らだけじゃない」と、連載で紹介された自助グループの活動を妻に伝えたという。
◇   ◇
子供がいなくても充実しているという、さいたま市の通訳の女性(50)からもメールが届いた。「完璧な人生はない。私の場合、たまたま欠けているのが子供であって、そのことを大きな不幸とは思っていません」
 女性は今年、結婚25年の銀婚式を迎えた。東日本大震災の被災地では、夫婦でボランティアに汗を流した。「30代で留学し、やりがいのある仕事にも出会えた」。夫婦だけでもマイナスばかりではないと知ってほしいという。「子供は神様からの授かり物。子供に恵まれなかった人生もまた、神様のプレゼントと思っています」

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 ■来月2日に不育症の勉強会

 10月2日14時~16時50分、東京都新宿区の東京ボランティア・市民活動センターで勉強会「不育症患者さんとのかかわり」が開かれる。定員40人、参加費1000円。日本医科大病院看護師の横田美穂さんが、患者の心理や看護経験を語る。主催は不育症の経験者でつくるNPO法人「ハートビートくらぶ」。
 申し込みは▽住所▽氏名▽電話番号を明記し、メール(sinzen20@heartbeatclub.jp)かファクス(043・264・4370)へ。


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