シャ乱Qの“いいわけ”だったかな?
「あいつみたいな顔に生まれりゃ、きっと楽しい人生」って歌ってたのは。
一度ぐらいは、誰でも思う事なのかな?今ならさしずめ“もこみち”か?
年を重ねて、やっと自分の味のある“顔”も好きになって来たが、
小さい頃は何故か“弟”の顔に憧れていた。
どちらかと言えば“かっこいい”ではなく“可愛い”顔に憧れていた。
エクボが印象的な笑顔で、結構人気者だった。
(あいつ見たいな笑顔だったら、もてるのにな)
中学生ぐらいまでは、ずっとそう思っていた。
いつだったか、弟といっしょに買物に言った時の事。
駐車場を歩いていると、可愛い女性が車をバックさせている。
何度も切り返ししてるんで、僕達の足も止まる。
ようやく位置も決まり、あとはバックして止めるだけとなった時、
弟がおもむろにボンネットに手をかける。
「!」
何がしたいのか分からない僕は、一瞬思考回路が停止。
弟は車がバックするのに合わすように、押していく。
中の女子も、「!」戸惑っているようだ。
車が止まると、弟は額の汗を拭くような仕草をした後、
いつもように“にこっ”と笑う。
すると、運転席の彼女も“にこっ”と笑った。
何事もなく歩き出す弟に
「知り合い?」
と聞くと、
「知らん!」
あの笑顔に僕も癒された事があったなと思いながら、
仕事関係の本を買うために、本屋へと向かった。
どれがいいのかと迷っていると、ひとりの女性が僕を見ている事に気付いた。
「チラッ」と彼女を方を向くと、確かにボクを見ている。
そして、“にこっ”と笑ったのだ。
(なんですか?急に)
と思ったが、その彼女が何か言いたげにずっと僕を見ている。
『なんですか?』
『あの~、よくこの店にいっらしゃいますよね?』
『ええ、来ますよ。それが?』
『・・・・・』
(よし、ここは男の僕の方から)
『食事は済みました?』
『えっ?』
『いや、僕まだなんで、いっしょにどうですか?』
『は、はい!ご一緒しましょうか!』
『何がいいですかね?』
『何でもいいです!』
と、こんな妄想を続けていると、彼女は本を片手にレジへと歩きだした。
「そりゃそうだ」
1人で「妄想」して遊べた事に、秘かに感謝しながら店を出た。
車に近づきキーをポケットから取り出した時に、彼女が“言いたかった”事が
わかった。
“ 股間全開! ”
チャック全開の隙間からは、黒のボクサーパンツがたたずんでいた。
顔じゃなくて、股間が“もこ”みちしてた訳だ。
こんな事してたら、いくら顔が“もこみち”でもモテナイだろうな。
いや、どうだろう?
「あいつみたいな顔に生まれりゃ、きっと楽しい人生」って歌ってたのは。
一度ぐらいは、誰でも思う事なのかな?今ならさしずめ“もこみち”か?
年を重ねて、やっと自分の味のある“顔”も好きになって来たが、
小さい頃は何故か“弟”の顔に憧れていた。
どちらかと言えば“かっこいい”ではなく“可愛い”顔に憧れていた。
エクボが印象的な笑顔で、結構人気者だった。
(あいつ見たいな笑顔だったら、もてるのにな)
中学生ぐらいまでは、ずっとそう思っていた。
いつだったか、弟といっしょに買物に言った時の事。
駐車場を歩いていると、可愛い女性が車をバックさせている。
何度も切り返ししてるんで、僕達の足も止まる。
ようやく位置も決まり、あとはバックして止めるだけとなった時、
弟がおもむろにボンネットに手をかける。
「!」
何がしたいのか分からない僕は、一瞬思考回路が停止。
弟は車がバックするのに合わすように、押していく。
中の女子も、「!」戸惑っているようだ。
車が止まると、弟は額の汗を拭くような仕草をした後、
いつもように“にこっ”と笑う。
すると、運転席の彼女も“にこっ”と笑った。
何事もなく歩き出す弟に
「知り合い?」
と聞くと、
「知らん!」
あの笑顔に僕も癒された事があったなと思いながら、
仕事関係の本を買うために、本屋へと向かった。
どれがいいのかと迷っていると、ひとりの女性が僕を見ている事に気付いた。
「チラッ」と彼女を方を向くと、確かにボクを見ている。
そして、“にこっ”と笑ったのだ。
(なんですか?急に)
と思ったが、その彼女が何か言いたげにずっと僕を見ている。
『なんですか?』
『あの~、よくこの店にいっらしゃいますよね?』
『ええ、来ますよ。それが?』
『・・・・・』
(よし、ここは男の僕の方から)
『食事は済みました?』
『えっ?』
『いや、僕まだなんで、いっしょにどうですか?』
『は、はい!ご一緒しましょうか!』
『何がいいですかね?』
『何でもいいです!』
と、こんな妄想を続けていると、彼女は本を片手にレジへと歩きだした。
「そりゃそうだ」
1人で「妄想」して遊べた事に、秘かに感謝しながら店を出た。
車に近づきキーをポケットから取り出した時に、彼女が“言いたかった”事が
わかった。
“ 股間全開! ”
チャック全開の隙間からは、黒のボクサーパンツがたたずんでいた。
顔じゃなくて、股間が“もこ”みちしてた訳だ。
こんな事してたら、いくら顔が“もこみち”でもモテナイだろうな。
いや、どうだろう?