★ベルの徒然なるままに★

映画、ゲーム、アニメ、小説、漫画・・・管理人ベルの、大好きな物をいっぱい集めた徒然日記です。

映画『銀色の髪のアギト』

2006年01月13日 | 映画鑑賞記
実は、昨日、『あらしのよるに』の後に、もう一本、映画を見ちゃったのですね~。
という訳で、ご紹介♪
『銀色の髪のアギト』!!

映画館なんかで、早々とポスターは見ていたのですが、あまり興味がなかったんです。
でも、一度だけ劇場予告編を見てしまって・・・。

「おおおおおおお~~~~~~!!!!! これは、私の好きそうな作品ではないかぁぁぁ!!!!!!」

と、ハートを打ち抜かれ☆
公開早々見に行ってきた・・・という訳です。

絵も、設定も、とてもファンタジックで、私のツボでした。
とはいえ、1時間半と短め、お話も意外とありがちと言えばありがちのとてもわかりやすい、アッサリとした物語でした。
でもでも、やっぱり、アニメオタクの私には、ツボだったんですよね~~~っっっっ。

で。
ストーリーですが。

どうも、一度崩壊しちゃった後の地球が舞台のようでした。
かつては、高層ビルだったと思われる、倒壊した瓦礫を、なんとか家の形にして、住んでいる人間。
その世界では、人間は、今まで森を痛めつけてきた代償を受けながら生きていました。
なんと、森が意志を持って凶暴化して、人間にとって一番大切な「水」を自分たちで管理しているのです。
圧倒的に水不足の世界で、人間は、水を貰うために森達に屈服して、支配されて生きて行かなくてはいけない・・・。
また、都市によっては、森に屈服することを嫌い、軍を持って、森に対抗しながら生きる・・・という所もありました。
どちらにしても、森は人間とって友好的な物、愛すべき物では無くなっていたのです。

そんな世界で、主人公アギトは、一人の少女トゥーラを助けます。
この少女は、地球が崩壊する前に生きていた「過去」の人間。
地下深くに隠された、過去の人間が眠ったまま保存されているという機械の中から、目覚めたのでした。
この世界では、こういう人たちがやってくるのは、あまり珍しいことではないようで、彼女の目覚める5年前にも、過去の人間が目覚めた・・・とのことでした。

トゥーラとアギトは、すぐに仲良くなります。
が、高度な地球の文明を知っているトゥーラは、自分が目覚めた世界の、あまりにも変わり果てた様子に、とても驚きを隠しきれませんでした。

そして、なんとか、地球を元の状態に戻さなければ・・・と、自分と同じく、過去から目覚めた軍事都市の青年について行ってしまうのです。

目的はひとつ。
トゥーラの父親が、かつて研究していた、森林復活システムを作動させ、地球を元の状態にすること。そのシステムを起動するには、彼女が「鍵」となるのです。

一方、アギトは、軍事都市に行ってしまったトゥーラを助けるために、自ら、森と契約して、森の力を授かります。
この森の力・・・。
授かった者の髪の毛は、銀色に変化します。
そして、どんなに武器で攻撃を受けても無敵な強化体となり、無限の力を得るわけです。
けれども、その森の力を使いすぎると・・・いずれは、木になって森に取り込まれてしまうという、危険な力。
アギトの父も、森の力を使いすぎて・・・木になってしまったばかりでした。

そして、いよいよ、システムを作動させたトゥーラでしたが、そのシステムとは・・・。
地上のもの、すべてを焼き尽くして、一度ゼロにしてから、再度、緑を生えさせていく・・・という危険なもの。
人間すらも、シェルターに入っていなければ、焼き尽くされてしまうのです。

外の世界にいるアギトを想う彼女は、システムを止めようとするのですが、それを阻まれ・・・。

結末は、見てのお楽しみ・・・ということで^^

映画自体は、最初、とてもマニアックな印象を受けたのですが、実際の所、とてもわかりやすいストーリーでした。
また、「森」が人間に牙を剥く・・・という設定は、ある意味、環境破壊など甚だしい現代の地球に対するメッセージのようにも感じられました。

やはり、自然は、大切に♪

それから、なんと言っても、CGがスゴイです。アニメもスゴイです。
美麗な映像を満喫することが出来ました。
キャラも可愛かったしね(*^^*)