ディズニー好きな私は、ディズニー作品は劇場で見たい派なので、『チキンリトル』も前売り発売と同時に当然前売りを2枚買っていたわけですが。
なかなか、休日に2人で映画に行ける機会が無くって・・・A^^;;
でも、ディズニー作品は、いつも長く公開しているので、まぁいつでも行けるや~と楽観視していたら・・・。
なっなっ、なんと!!
まだ公開からひと月程度しか経っていないのに、ムービッ●スでも、すでに一日2回しか上映が無くなってて・・・T●HOシネマは一日1回(@A@;
このままでは、前売りを無駄にしてしまう・・・と思い、やっとこさ、今日、行って参りました~。
にしても。
どうして、こんなに、早くに上映回数減っちゃったのかしら・・・。
ほら、『ニモ』も『ミスター・インクレディブル』もかなりの回数の上映を春休みくらいまでやっていたのに・・・。なんか寂しいなぁ~。
あんま人気、無いのかしら・・・?? チキンリトル・・・・。
確かに、ディズニーのキャラとしては、可愛いのか可愛くないのかビミョ~な感じだもんなぁ~と思ってみたりA^^;;
土曜日の午前10時半からの部とはいえ、ガラガラでしたし。
でもでもでも~、すっごい良かったんですよ~、『チキンリトル』。
主人公のチキンリトルは名前の通り、ニワトリの男の子。体もとっても小さいんです。
物語は、彼が、とんでもない事件を巻き起こすところからスタートします。
「空の欠片が降ってきたぁぁぁ!!! 標識のような形をした空の欠片が地上に落ちてきたから、みんな、逃げてぇぇぇぇ」
と、街の鐘を鳴らして、大騒ぎ。
それを本気にした街中は大パニック!!!
逃げまどう人々に、混乱して事故を起こす車、破損する建物・・・街の被害は甚大なものとなりました。
・・・が・・・。
肝心の空の破片は、どこにも見あたらない。
きっと、ドングリが落ちてきたのを、見間違ったか、もしくは寝ぼけていたのか・・・で済まされてしまい、結局、チキンリトルは、勘違いで街中をパニックに陥れたお馬鹿で迷惑な子供・・・として見られてしまいます。
そして、それは、笑いのネタとして、いつまでもいつまでも街で語り継がれ、その出来事は、本になったり、映画になったり・・・。
1年経っても、チキンリトルはみんなの笑い者、ダメダメ君でした。
お陰で学校でもイジメられたり。
それでも、絶対にいつか立派になってお父さんを喜ばせたい・・・と思っている彼は、自分なりのやり方で、いつもベストを尽くすのですが、なぜか運が悪いというか、なんというか・・・やることなすことすべて裏目裏目に出て。結局、お父さんが学校に呼び出されて叱られるハメになったりと、ウマく行きません。
そんな彼とどう対応して良いのか解らないお父さんは、
「頼むから、面倒だけは起こさないで、おとなしくしていてくれ・・・」
とだけ言い放って、取り付く島もなく・・・チキンリトルはいつも孤独。
それでも、いつかヒーローになって、お父さんを喜ばせてあげたいって願って居るんですよね。
そして。
若い頃は野球のスター選手だったお父さんを見習って、チキンリトルは野球チームに入ります。もちろん、野球で活躍してお父さんを喜ばせたいから!
でも、いつもいつも試合にも出して貰えず、淡々と日々は過ぎていきます。
そんなある日のある試合。
チームメイトに負傷者が続出して選手が足りなくなってしまったので、チキンリトルが代打で出場することに!
ついに、チャンスが来たのです!!!
とはいえ、打席に彼が入った瞬間、応援席からは失望の声が・・・。
誰も、彼には期待していなかったんですよね。
でも、彼の根性の一打か、それともマグレか、非常に良いあたりが!!!!
ランニングホームランで、2点追加。
チキンリトルのお陰で、チームは優勝したのでした。
やっとのことで汚名返上出来たチキンリトル。お父さんとも仲良くなれ、やっとヒーローになれたのです。もうきっと、彼をイジメたり、悪く言ったりする人はいなくなるでしょう・・・。
でも、その日の夜、またまた、彼の元に空の欠片が落ちてきたのです。
そして、その空の欠片・・・と思っていた物は、なんとUFOの部品の一部。
すぐに、友達で、アヒルのアビー、ブタのラント、お魚のフィッシュと一緒に探索開始。
すると、空き地に大きなUFOが着陸していて、なんと、そこからはエイリアンが!!??
街の、いえ、地球存亡の危機と思った彼は、またまた1年前と同様に、鐘を鳴らし、街中に警告します。そして、街の人たちが駆けつけたときには・・・すでにUFOは居なくなっていて・・・またしても、「嘘つき」のレッテルを貼られてしまったチキンリトル。せっかく、仲良くなれたお父さんとも、またまた溝が出来てしまいました。
そんなチキンリトルは、UFOから出てきて迷子になったエイリアンの子供と出会います。
一方、子供がいなくなったことに気が付いたエイリアン達は、「子供が誘拐された」と勘違いし、地球に大群で攻めてきました。
本物のエイリアンの襲来にパニックになる街の中で、チキンリトルは、やっとお父さんとちゃんと話が出来る機会を持ち、互いに理解し合うことが出来ます。
そして、チキンリトルが保護していたエイリアンの子供を、UFOに返してあげよう・・・と作戦を立てます。
お父さんが見方になれば、もう、怖い物ナシ。そして、親友のアビーや、ラント、フィッシュも加わり、エイリアンの子供を無事親元に帰して、街を救う大作戦開始!!!
チキンリトルが本物のヒーローになる瞬間も近し!です。
今まで、劇場予告のイメージからして、すごく真面目な物語なのかなぁと予想していたのですが、もちろん、メッセージ性は強いものの、とても楽しく笑いのポイントが多々の作品でした。とにかく、おもしろいです。
でも、冒頭部で、チキンリトルが学校でいじめられたり、お父さんからも見放されているっぽいシーンは、かなり、ウルウル来ましたね。
だって。ある意味、自分自身を見ているようだから。
何やっても上手くいかないとき。ツイて無いとき。頑張っても頑張っても努力が報われないとき。自分の親とすら分かり合えないとき・・・って、誰もが一度は経験すると思います。
そんな時、「もうど~でも良いやっっっ」と匙を投げるのは簡単ですが、でも、チキンリトルは違うんですよね。端から見たら、「絶対にムリ」と思うことでも、頑張れば絶対に成功する、チャンスは必ずやってくる・・・って信じて全力を尽くすんです。
そんな姿は、見ている人に勇気を与えてくれますし、「果たして自分は逆境の時、ココまで努力しただろうか?」と自分自身を見つめ直させてくれます。
それに、彼は、決して自分自身の名誉や見栄のためにヒーローになりたがって居るんじゃないんですよ。ただただ、ヒーローになって、お父さんを喜ばせてあげたいだけなんですよね。そんな健気な彼の気持ちが、とてもピュアで泣けました。
こんなに真面目な要素がたくさん詰まっているのに、それでも、決して「笑い」のセンスを忘れない作りになっているのは、やっぱり、心温まるディズニー作品です。
今回はパロディ風味も強かったですね。
エイリアンが襲撃するシーンは、どう見ても『宇宙戦争』そのものなシーンでした。
逃げまどう人たち。追っかけるタコ足型ライド。そして、ビームに当たって消える人たち。
これはやっぱり、意図的にパロったのですよね??
アビーの台詞に、「外は完全に『宇宙戦争』よ!!!!」っていうのもありましたし・笑。
そうそう。
ラストのラスト、チキンリトル達の活躍が、ハリウッドで映画化される・・・というシーンも爆笑でした。ハリウッド俳優が演じるチキンリトルは、ムキムキマッチョマン。アビーは妙にセクシー。恐がりラントは、威風堂々なイノシシっぽいし~。これは、なんだか、『ミスターインクレディブル』を彷彿とさせましたね。
笑って泣いて感動して共感して。
オススメの作品です。
あっ。ちょっと気になったのですが、チキンリトルのお母さんってもう亡くなって居るんですよね? 物語の冒頭で、お父さんが「こんな時、君が居てくれたら・・・」とお母さんの写真に向かって語りかけていましたし、また、親子が分かり合うシーンでも、お父さんは「お母さんがいなくなってから、お父さんはダメダメだ」などと言っていましたし。
いえ、実は、気になったのが・・・。
チキンリトルが2度目のUFO騒動を起こしたときに、彼の家にいやがらせメールだとか苦情電話が殺到するんですよ。で、お父さんが、その電話一つ一つに応対していたのですが、その中の台詞の一つに
「ああ、君か。うん・・・うん・・・愛してるよ」
というような台詞を言うんですよね。
なので、
「あれれ???お母さん?????」
と思ったりもしたのですが・・・。でも、どうも違うっぽいですよね。もしかしたら、特に意味はなく、苦情電話ばかりで横柄に対応していたお父さんが、その中の一つが、苦情電話ではなく、知人からのものだったので、慌てた・・・とか、そんなシチュエーションだったのかなぁと考えてみたり。外国では、親戚や友達に対してでも「愛してるよ」って言いますものね。
そして。
映画を見る前は、「可愛いか可愛くないかビミョ~なキャラ」と思っていたチキンリトルが、断然愛らしく見えちゃいます。本当ですよ?
今まで、「可愛いか可愛くないかビミョ~なキャラ」なんて言ってて、ごめんね、チキンリトル。
なかなか、休日に2人で映画に行ける機会が無くって・・・A^^;;
でも、ディズニー作品は、いつも長く公開しているので、まぁいつでも行けるや~と楽観視していたら・・・。
なっなっ、なんと!!
まだ公開からひと月程度しか経っていないのに、ムービッ●スでも、すでに一日2回しか上映が無くなってて・・・T●HOシネマは一日1回(@A@;
このままでは、前売りを無駄にしてしまう・・・と思い、やっとこさ、今日、行って参りました~。
にしても。
どうして、こんなに、早くに上映回数減っちゃったのかしら・・・。
ほら、『ニモ』も『ミスター・インクレディブル』もかなりの回数の上映を春休みくらいまでやっていたのに・・・。なんか寂しいなぁ~。
あんま人気、無いのかしら・・・?? チキンリトル・・・・。
確かに、ディズニーのキャラとしては、可愛いのか可愛くないのかビミョ~な感じだもんなぁ~と思ってみたりA^^;;
土曜日の午前10時半からの部とはいえ、ガラガラでしたし。
でもでもでも~、すっごい良かったんですよ~、『チキンリトル』。
主人公のチキンリトルは名前の通り、ニワトリの男の子。体もとっても小さいんです。
物語は、彼が、とんでもない事件を巻き起こすところからスタートします。
「空の欠片が降ってきたぁぁぁ!!! 標識のような形をした空の欠片が地上に落ちてきたから、みんな、逃げてぇぇぇぇ」
と、街の鐘を鳴らして、大騒ぎ。
それを本気にした街中は大パニック!!!
逃げまどう人々に、混乱して事故を起こす車、破損する建物・・・街の被害は甚大なものとなりました。
・・・が・・・。
肝心の空の破片は、どこにも見あたらない。
きっと、ドングリが落ちてきたのを、見間違ったか、もしくは寝ぼけていたのか・・・で済まされてしまい、結局、チキンリトルは、勘違いで街中をパニックに陥れたお馬鹿で迷惑な子供・・・として見られてしまいます。
そして、それは、笑いのネタとして、いつまでもいつまでも街で語り継がれ、その出来事は、本になったり、映画になったり・・・。
1年経っても、チキンリトルはみんなの笑い者、ダメダメ君でした。
お陰で学校でもイジメられたり。
それでも、絶対にいつか立派になってお父さんを喜ばせたい・・・と思っている彼は、自分なりのやり方で、いつもベストを尽くすのですが、なぜか運が悪いというか、なんというか・・・やることなすことすべて裏目裏目に出て。結局、お父さんが学校に呼び出されて叱られるハメになったりと、ウマく行きません。
そんな彼とどう対応して良いのか解らないお父さんは、
「頼むから、面倒だけは起こさないで、おとなしくしていてくれ・・・」
とだけ言い放って、取り付く島もなく・・・チキンリトルはいつも孤独。
それでも、いつかヒーローになって、お父さんを喜ばせてあげたいって願って居るんですよね。
そして。
若い頃は野球のスター選手だったお父さんを見習って、チキンリトルは野球チームに入ります。もちろん、野球で活躍してお父さんを喜ばせたいから!
でも、いつもいつも試合にも出して貰えず、淡々と日々は過ぎていきます。
そんなある日のある試合。
チームメイトに負傷者が続出して選手が足りなくなってしまったので、チキンリトルが代打で出場することに!
ついに、チャンスが来たのです!!!
とはいえ、打席に彼が入った瞬間、応援席からは失望の声が・・・。
誰も、彼には期待していなかったんですよね。
でも、彼の根性の一打か、それともマグレか、非常に良いあたりが!!!!
ランニングホームランで、2点追加。
チキンリトルのお陰で、チームは優勝したのでした。
やっとのことで汚名返上出来たチキンリトル。お父さんとも仲良くなれ、やっとヒーローになれたのです。もうきっと、彼をイジメたり、悪く言ったりする人はいなくなるでしょう・・・。
でも、その日の夜、またまた、彼の元に空の欠片が落ちてきたのです。
そして、その空の欠片・・・と思っていた物は、なんとUFOの部品の一部。
すぐに、友達で、アヒルのアビー、ブタのラント、お魚のフィッシュと一緒に探索開始。
すると、空き地に大きなUFOが着陸していて、なんと、そこからはエイリアンが!!??
街の、いえ、地球存亡の危機と思った彼は、またまた1年前と同様に、鐘を鳴らし、街中に警告します。そして、街の人たちが駆けつけたときには・・・すでにUFOは居なくなっていて・・・またしても、「嘘つき」のレッテルを貼られてしまったチキンリトル。せっかく、仲良くなれたお父さんとも、またまた溝が出来てしまいました。
そんなチキンリトルは、UFOから出てきて迷子になったエイリアンの子供と出会います。
一方、子供がいなくなったことに気が付いたエイリアン達は、「子供が誘拐された」と勘違いし、地球に大群で攻めてきました。
本物のエイリアンの襲来にパニックになる街の中で、チキンリトルは、やっとお父さんとちゃんと話が出来る機会を持ち、互いに理解し合うことが出来ます。
そして、チキンリトルが保護していたエイリアンの子供を、UFOに返してあげよう・・・と作戦を立てます。
お父さんが見方になれば、もう、怖い物ナシ。そして、親友のアビーや、ラント、フィッシュも加わり、エイリアンの子供を無事親元に帰して、街を救う大作戦開始!!!
チキンリトルが本物のヒーローになる瞬間も近し!です。
今まで、劇場予告のイメージからして、すごく真面目な物語なのかなぁと予想していたのですが、もちろん、メッセージ性は強いものの、とても楽しく笑いのポイントが多々の作品でした。とにかく、おもしろいです。
でも、冒頭部で、チキンリトルが学校でいじめられたり、お父さんからも見放されているっぽいシーンは、かなり、ウルウル来ましたね。
だって。ある意味、自分自身を見ているようだから。
何やっても上手くいかないとき。ツイて無いとき。頑張っても頑張っても努力が報われないとき。自分の親とすら分かり合えないとき・・・って、誰もが一度は経験すると思います。
そんな時、「もうど~でも良いやっっっ」と匙を投げるのは簡単ですが、でも、チキンリトルは違うんですよね。端から見たら、「絶対にムリ」と思うことでも、頑張れば絶対に成功する、チャンスは必ずやってくる・・・って信じて全力を尽くすんです。
そんな姿は、見ている人に勇気を与えてくれますし、「果たして自分は逆境の時、ココまで努力しただろうか?」と自分自身を見つめ直させてくれます。
それに、彼は、決して自分自身の名誉や見栄のためにヒーローになりたがって居るんじゃないんですよ。ただただ、ヒーローになって、お父さんを喜ばせてあげたいだけなんですよね。そんな健気な彼の気持ちが、とてもピュアで泣けました。
こんなに真面目な要素がたくさん詰まっているのに、それでも、決して「笑い」のセンスを忘れない作りになっているのは、やっぱり、心温まるディズニー作品です。
今回はパロディ風味も強かったですね。
エイリアンが襲撃するシーンは、どう見ても『宇宙戦争』そのものなシーンでした。
逃げまどう人たち。追っかけるタコ足型ライド。そして、ビームに当たって消える人たち。
これはやっぱり、意図的にパロったのですよね??
アビーの台詞に、「外は完全に『宇宙戦争』よ!!!!」っていうのもありましたし・笑。
そうそう。
ラストのラスト、チキンリトル達の活躍が、ハリウッドで映画化される・・・というシーンも爆笑でした。ハリウッド俳優が演じるチキンリトルは、ムキムキマッチョマン。アビーは妙にセクシー。恐がりラントは、威風堂々なイノシシっぽいし~。これは、なんだか、『ミスターインクレディブル』を彷彿とさせましたね。
笑って泣いて感動して共感して。
オススメの作品です。
あっ。ちょっと気になったのですが、チキンリトルのお母さんってもう亡くなって居るんですよね? 物語の冒頭で、お父さんが「こんな時、君が居てくれたら・・・」とお母さんの写真に向かって語りかけていましたし、また、親子が分かり合うシーンでも、お父さんは「お母さんがいなくなってから、お父さんはダメダメだ」などと言っていましたし。
いえ、実は、気になったのが・・・。
チキンリトルが2度目のUFO騒動を起こしたときに、彼の家にいやがらせメールだとか苦情電話が殺到するんですよ。で、お父さんが、その電話一つ一つに応対していたのですが、その中の台詞の一つに
「ああ、君か。うん・・・うん・・・愛してるよ」
というような台詞を言うんですよね。
なので、
「あれれ???お母さん?????」
と思ったりもしたのですが・・・。でも、どうも違うっぽいですよね。もしかしたら、特に意味はなく、苦情電話ばかりで横柄に対応していたお父さんが、その中の一つが、苦情電話ではなく、知人からのものだったので、慌てた・・・とか、そんなシチュエーションだったのかなぁと考えてみたり。外国では、親戚や友達に対してでも「愛してるよ」って言いますものね。
そして。
映画を見る前は、「可愛いか可愛くないかビミョ~なキャラ」と思っていたチキンリトルが、断然愛らしく見えちゃいます。本当ですよ?
今まで、「可愛いか可愛くないかビミョ~なキャラ」なんて言ってて、ごめんね、チキンリトル。