懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

日本茅葺紀行 その12 佐賀県鹿島市の民家

2012年11月11日 | 日本茅葺紀行
撮影場所 佐賀県鹿島市浜町

佐賀県鹿島市には沢山の茅葺民家が今も残る。
鹿島といえと鹿島アントラーズや鹿島神宮、住友金属の茨城県鹿島をイメージする人が多い。
平成の大合併で茨城の鹿島町は鹿嶋市になった。

鹿島市の茅葺民家も今回は浜町周辺の茅葺民家をお送りします。
浜町の浜庄津町、浜金津町は重要伝統的建造物群に指定された。庄津、金津を浜庄金と呼ばれている。
ゴミゴミした港町の建て込んだ民家が続くそんな中に茅葺民家が残る。
中には痛んだ民家もあった。
家と家の間の細い路地、人の生活の中に入り撮影する後ろめたさ。撮影していて怒鳴られのではないかと恐る恐る撮影した思いがある。
保存地区に指定され現在の姿をネットで見るとこの家々も改修され観光地の顔になってきている。

観光地の顔になると撮影する対象として魅力を感じない。
まず生活感がなくなり整備しすぎると映画のセットになってします。
壁の割れや汚れも補修されゴミゴミしたところは片付けられる。立て札や掲示板や表示も目ざわりになる。
人間の目は壁の割れや剥離、シミに歴史の長さと人の営みの歴史を感じるものだ。
広島の原爆ドームはコンクリートや鉄筋の劣化を防ぐため樹脂でコーティングしている。
それを見てひとつも悲惨に見えなかった。こんないい方をすると叱られそうだが私にはプラモデルの造形物に見えた。









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