梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

定数是正と一票の格差は地方をどうするか

2012-11-09 08:45:59 | 雑記
一票の格差が問題になっているがもう一方で議員定数の是正も問題になっている、国会議員定数は世界でも有権者数に対して異常と言えるほど多い、同じく世界的にも高額な議員歳費は全て国家予算のコストである、定数×歳費が総額だから定数を世間並みにするのは当然だ、これを徐々に世界レベルの定数にしなければならないと言うのは当然である、
しかし、定数を世界レベルにすると一票の格差をなくして比例配分すればおそらく殆どの議員定数は都市部に集中してしまう、山陰地方など過疎県では1県1議員と言う事すら考えられる、
この事が日本の将来にどう言う影響を及ぼすか、例えば地方交付税の問題である、辞めた石原都知事は「東京都が地方を支えすぎる」と言って憚らない、
現状は地方議員が都市部との議員定数で不利と言う事は無いので国会でこんな暴論は取り沙汰もされなかったが定数を有権者で割った上で比例配分すれば京浜・中京・阪神などの都市圏に議員は集中する、
無論現在の地方交付税は正しく使われているかと言うと疑問も有るが今回同時期に発表された公道に掛かる橋梁の多くが危険な状況に有ると言うのは殆ど地方自治体の管理下にある、防災や学校等も地方交付税に頼らなければ進まないのが現状だろう、
産業が無いから若い労働力は都市部に出て行く、その為地方税の減少は止まらず更に過疎化に拍車をかける、
都市部と荒廃した地方と言う構図は国として歪を増大させるだろう、「根本問題」は重要だが「付随する問題」も同時に検討しないと別な歪みを作ってしまう可能性がある、
今の政府に対応する力が有るとは思えないがじゃあ何処ならできるかと言われても思い浮かばないのが実に困った物だ、赤字国債発行法案も消費税増税法案も野田政権の逃げ切りになった、原子力委員会も済崩しで結局何一つ国民の為の政策は行われていない、
「私は信念を持って国民のために」と言うが国民はその政策に全く同意していない、「政策の評価は歴史がする」と言った政治家が居たが「歴史的悪政」であったと数十年先に評価されても何の意味も無い、現実に苦しんでいるのは今現在の国民なのだ、
政権と取る時に掲げた通りに政策を進めてそれで駄目なら選んだ有権者の責任だとも言えるが公言した事と正反対の事を推し進めて「私の評価は歴史がする」と言われても納得の出来る話ではない、「だから言ったじゃないか」ではすまないのだ、第一その責任を取れるものでも有るまい、


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