寒暖の差が激しい毎日ですが、皆様お元気にお過ごしでしょうか?
私は2月に入り、体調管理不足から10年ぶりに、インフルエンザに感染してしまい、レッスンや稽古、試験委員の仕事などに、色々とご迷惑をおかけしてしまいました。
そんな中、病み上がり早々の2/9は、大学内のJスタジオで、来月の学年末の実技試験の予行練習を兼ねて、門下生発表会を行ったのですが、どの生徒も声・音楽性の両方に磨きがかかり、1年の成長ぶりは、目を見張るものがありました。来月の試験に向けて、ラストスパートし、きっと良い演奏へと繋げてくれる事と思います。
2/14は、指揮者の平井先生のプロデュースに寄る ヴァレンタインコンサートに出演させて頂きました。シリーズとしては7回目、私自身は3回目の参加です。
会場となった『わたなべ音楽堂』は、以前にこのブログでご紹介しましたが、ヨーロッパのザルツブルグ近郊、【きよしこの夜】の発祥地でもあるオーベンドルフの教会をイメージした音響の良い素敵なホールです。お客様との距離も近く、アットホームな温かい雰囲気が生まれる場所でもあります。
今回は平井先生の他にテノールの猪村浩之さん、ピアニストの木村裕平さんとご一緒しました。
第一部の前半はモーツァルト生誕260周年を記念して、アヴェ・ヴェルム・コルプスから始まり、オペラのアリアをお届けしました。後半は、平井先生のオペラコレクションから、『かぐや姫』のアリアを、初挑戦の『白狐』からは美しいアリアの数々から愛のアンサンブルを、最後は『小町百年の恋』から、愛の二重唱を、情熱的で力強く美しい木村さんのピアノとともに演奏しました。
第二部の前半は、CDのリリースを記念し、猪村さんがカンツォーネを披露。甘いリリックな歌声にお客様も魅了されていらっしゃいました。後半はオペレッタコレクションとして、情熱に溢れた『ジュディッタ』のアリアを歌いました。この曲は、月末のリサイタルでも披露する予定です。
締めくくりは、オペレッタ『こうもり』の時計の二重唱で、コミカルな曲に会場は大きな拍手で盛り上がりました。平井先生の分かりやすい解説と楽しいお話を交えながら進行するこのコンサート、今年も大成功だったと思いました。
終演後は、お楽しみのパーティーで、美味しい食事と美酒と共に、お客様さまとの交流を楽しみました。以前海外公演でご一緒させて頂きました合唱団の方々も応援にかけつけて下さり、懐かしい話に花が咲きました。このような時間が持てるのも、このコンサートの魅力だな、と改めて感じました。
音楽堂オーナーわたなべ様とスタッフの方々には、稽古から本番まで大変お世話になりまして、心より感謝申し上げます。
実は、インフルエンザの影響で、喉を傷めてしまい、健康の有り難さを痛感したこの半月。2月27日のリサイタルは万全の体調で臨めるよう、最善を尽くします!
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門下生発表会
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バレンタインコンサート出演者と一緒に