桂林に来て良く利用するバス。中国は大変広いので他の地域も同じか否かは不明。
私の住まいから桂林駅まで約15キロ位、乗車時間にして約30分程。
最初の感想は運転が荒い、言葉使いが荒い(中国語が分からないので尚更印象が
悪く聞こえる)走行中に急な割り込みがあったりするので仕方無い部分も有るが
急ブレーキ、進路変更は頻繁にある。家の近くから桂林駅まで15のバス停があるが
日本のバスのように降車ボタンがありません。運転手が確認します。
バス停近くになるとマイクで「シャーミョウ」、「シャーミョウ」と私には聞こえるが
「降りる人がいるか?」と確認しているようです。
日本のように「降りる方はいらっしゃいませんか?いらっしゃらなければ発車します」・・
なんてやさしい言葉は皆無です。(言葉が分からないので雰囲気で)
降りる場合は乗客の方から「シャー」とか「ヨウ シャー」とか言えば止まってくれます。
後で「シャーミョウ」を娘に確認したら「有下没有」(you xia mei you)と言っているそうですが
桂林語だと言います。しかし言葉が早いので「ヨウ シャ メイ ヨウ」にはどうしても聞こえない。
私の耳が悪いのか???(中国語の普通語も全然分からない上に、桂林語との違い等まったく
分かりません)
家に帰る途中で故障したバス。乗客は次のバスを待っています。
バスの中は想像以上にかまびすしい。中国人は老若男女を問わず声が大きい。自分本位で
他人の事などお構いなしの中国人。車内の乗客同志、又は携帯で大声で話をするが他人が
聴いていても恥ずかしい等とはサラサラ無い模様。近くに居たらほんとに耳が痛いくらい。
先日などは多分2~3才位の男の子が大人に負けじと大声で歌っていましたが親は
注意すらしないし乗客からもクレームはありません。ほんとに皆さんおおらかです。
しかし、感心する事もあります。バスに乗る時は人より先にと争うようにバスに乗りますが
お年寄り、小さな子供を抱いた人、又は妊婦さんが乗り込んでくると若い人はサッと立って
席を譲る場面を何度も見ました。微笑ましい光景です。日本では若い人や学生達のほとんどは
知らんふりで携帯、又は寝たふりをしている印象がありましたが、ここではほとんどありません。
私も今迄に3回程、若い人に席を譲ってもらいました。(年寄り扱いかよ!!)
と内心思いながら「謝・謝」とお礼を言って遠慮なく座ります。最初は遠慮していましたが
最近はずうずうしくなりました。鍛えられたかな??
たまたま次のバス停まで前の席に乗客が居ませんでした。
先日、日本のTVニュースでベビーカーを取りあげていましたが、日本では公共の
乗り物でベビーカーは煙たがれている様子。桂林のバスのみしかわかりませんが
まず、どんなに混んでいてもベビーカーを持ち込んで文句を言う人はいません。
中には、農家の方だと思うが混雑する車内に大きな荷物、又は旅行者が大きな
旅行ケースを持ち込んでもクレームを言う人を見た事が無い。中国人はその点は
(あくまで桂林で)おおらかな人達です。