中公新書
2022年11月 初版
2022年12月 3版
234頁
歴史には裏がある
古文書を一つずつ解読すると、教科書に書かれた「表の歴史」では触れられない意外な事実が見えてくる
古文書と格闘し続ける著者が明らかにした、戦国、江戸、幕末の「歴史の裏側」がここにある
まえがき
第一章 戦国の怪物たち
第二章 江戸の殿様・庶民・猫
第三章 幕末維新の光と闇
第四章 疫病と災害の歴史に学ぶ
磯田さんが古文書の埃と戦いながら、まことにアナログな手法で、自分で一つずつ集め、日本史のある面を暴いていったもの
『暴く』は大袈裟ではないかと思ったのですが、読み進むにつれ、これらは磯田さんにとっては大発見、まさに『暴く』なのだと納得しました
探していた古文書が見つかったときの磯田さんは、正に欣喜雀躍
取り上げられている内容の「表の歴史」についてある程度の知識があった方が内容の理解が早いと思います
けれど、テレビなどで拝見する分かりやすい解説と同じく、平易な文章はサクサク読み進むことができました
歴史のどの部分に興味惹かれるか、は人それぞれだと思うので“絶賛お薦め”とまではいいませんが気軽に手に取ってみてはいかがでしょう
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