早川書房
2014年6月 初版発行
2014年12月 12版発行
267頁
2011年3月11日
東日本大震災により、日本製紙石巻工場機能停止
誰もが工場は死んだと思った大災害
しかし、工場長は半年で復興を宣言する
その日から始まった従業員たちの闘いと奇跡の復興を果たすまでを徹底取材した傑作ノンフィクション
あの日、あの時間は会社にいました
珍しく大きく揺れましたが、物が落ちるとか倒れるとか、交通がマヒするとか
そのようなことは全くなく、帰宅後テレビを見てただただ驚き
被災地の現場がどのようなものだったのか
報道されなかった-されたかもしれませんが知らなかった-日向だけでなく陰の部分も多く書かれています
紙についての薀蓄のところでは三浦しをん「舟を編む」の映画で主人公を演じた松田龍平さんの姿を思い出しました
捲って読む本を大切にしましょう
粗末に扱ってはバチが当たります
本書の本文、口絵、カバー、帯、全て日本製紙のを使用とのこと
現在、作家さんや出版社が求める紙を提供し続ける工場ですが
最後から2行目にあるように、『復興はこれからなのだ』なのです
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