読書と映画とガーデニング

読書&映画&ガーデニング&落語&野球などなど、毎日アクティブに楽しく暮らしたいですね!

おうち映画(海外)を5本

2020年05月01日 | 映画(海外)
「17歳」
原題 JEUNE&JOLIE
2013年 フランス
【Netflix】

パリの名門高校に通うイザベル(マリーヌ・ヴァクト)17歳
家族でヴァカンスを過ごしたリゾート地でドイツ人の若者と一夜を共にしますが、パリに戻る車内から彼を見つけても平気で知らんぷりをし弟から呆れられます
ある日、学校の前で見知らぬ男に声を掛けられ、興味を持ったイザベルはSNSに登録し年齢を偽って売春を始めます
最初の客で祖父ほどの年齢にもなるジョルジュがホテルで心臓発作で急死したことをきっかけに売春が家族の知るところとなります
イザベルと弟の会話があけすけで際どいのに驚き
母親はイザベルの行動が理解出来ないし、イザベル自身に売春行為を後悔する様子も無く、さらに継父を誘惑するような素振りも見せ、同級生との恋も長続きしません
17歳にして彼女をコントロール出来る男性はこの世に存在しないのでは?

本作を観ようと思ったのは出演者にシャーロット・ランプリングの名前を見たからですが、待てど暮らせど登場せず見間違いだったかと思い始めた最後の最後にようやく、ジョルジュの妻・アリス役で姿を見せてくれました
原題の『若さと美しさ』はアリスがイザベルに語る言葉です←キツイよね( ;∀;)
流石、貫禄の演技でした
マリーヌ・ヴァクトもランプリング相手によく頑張ったと思います

結局、イザベルの行動や家族像が理解できずフランソワーズ・オゾン監督作品では最も苦手作品かも
( ;∀;)
  

 




「セイント」
原題 THE SAINT
1997年 アメリカ
【シネフィルWOWOW】


香港の施設で育った少年が長じて聖人の名を騙った12人の男に変装、神出鬼没の怪盗の活躍を描きます
1997年制作なので当時のハイテクが現在ではローテクなのは致し方の無い事
そこを差し引いてもそこそこ面白かったです
聖書に登場する12人の聖人がどのような人物か知っていればもっと楽しめたかもしれません
      



「アバウト・ア・ボーイ」
原題 ABOUT A BOY
2002年 イギリス、アメリカ、フランス、ドイツ
【BSプレミアム】

親の遺産で暮らす38歳、無職、独身のウィル(ヒュー・グラント)
苦手なものは“責任”
ところが、情緒不安定の母親と2人暮らしの苛められっ子、マーカス(ニコラス・ホルト)・12歳と出会ったことで人生観が変わっていきます
コメディ&心温まるヒューマンドラマ
ヒュー・グラントがはまり役でした
ま、そんな程度でしたケド
      




「イエスタディ」
原題 BEATLES
2014年 ノルウェイ
【スターチャンネル BS10】

1960年代の北欧ノルウェイ・オスロを舞台にビートルズに憧れてバンドを結成した4人の少年、キム、セブ、グンナー、オーラの友情と恋を描いた青春ドラマ

彼らがバンドとして成功する?挫折する?物語かと思いきや少し違う内容でした
悩み多き主人公のキムですが、バンド仲間であるオスロの3人とロンドンの4人(ザ・ビートルズのメンバーのこと)のお陰で自分の“声”を見つけることが出来ました
大らかに優しい目線で彼らを見守りつつ、ラストには自然に微笑みが湧き上がるような作品でした
      



「ローズの秘密の頁」
原題 THE SECRET SCRIPTURE
2016年 アイルランド
【スターチャンネル BS10】

取り壊しが決まった精神病院から転院する患者たちを診察するため病院を訪れた精神科医のスティーブン(エリック・バナ)は、赤ん坊殺しの罪で精神障害犯罪者として40年もの間収容されている老女ローズ(バネッサ・レッドグレーブ)を看ることになります
彼女は赤ん坊殺しの罪を否認し続け、大切にしている聖書の中に密かに日記を書き綴っており、スティーブンに自分の人生を語り始めるのでした

宗教や思想の違う人間を阻害していた不幸な時代だった、と過去形では済ませられない不寛容がまかり通る現代社会への痛烈な批判を、赤ん坊殺しが事実だったのかを解き明かすミステリーや、若き日のローズ(ルーニー・マーラー)の切ないラブストーリーを織り交ぜて描いていきます
我が子を待ち続けたローズの強さに感動、ラストでは涙が止まりませんでした
もしかして?と気づいたのが終盤でさらに感動が大きくなったのが幸いしたかもしれません

若き日のローズを精神病院に入れた神父が背負った十字架の重さは相当なものだったかと…
  



コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 葉室麟「はだれ雪」 | トップ | 森沢明夫「エミリの小さな包丁」 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
小米花さん (こに)
2021-04-06 07:54:34
>その神父さまの背負った十字架が、また二人を引き合わせたのですね
そうでしたね。

重苦しいまま終わるのはあまりにヒドイと思っていましたがそうではなくホッとした部分もありました。

>考えれば、冒頭に伏線があったのですよね。
後で伏線に気づいてすっきりするのも映画やドラマの面白いところですね。
返信する
神父さま (小米花)
2021-04-05 21:56:02
その神父さまの背負った十字架が、また二人を引き合わせたのですね。
終盤まで真実に気が付かずに見ました。
展開があまりに重く、ラストにそんな事実が待ってるとは思わなかったのですヨ。
考えれば、冒頭に伏線があったのですよね。
返信する

コメントを投稿

映画(海外)」カテゴリの最新記事