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おうち映画(日本)・天然コケッコー/ノーボーイズ、ノークライ

2023年07月11日 | 映画(国内)
日本映画専門チャンネル
脚本家:渡辺あや特集

「天然コケッコー」
2007年
【日本映画専門チャンネル】

原作 くらもちふさこ

自然豊かな田舎町に暮らす中学二年の右田そよ(夏帆)が通っているのは、小中学生合わせても生徒が6人しかいない分校
ある夏の日、東京から大沢広海(岡田将生)が転校してきます
クールでとっつきにくい雰囲気の大沢にそよは次第に恋心を抱き始めます

そよは、小さな子らの面倒見がよく、皆のリーダー的存在と思わせて、実のところ失言が多く分校の仲間たちを傷付けたりして反省ばかり、というごく普通の少女です
大沢の言動に振り回され、自分の性格に悩み、父親と大沢の母親の関係を疑い、そんな思春期の少女を夏帆さんが気負いなく演じていて好感が持てました
大都会からやってきて田舎を馬鹿にする大沢も実は寂しがり屋の一人の男子で…岡田さんも適役です

夏帆さんは現在よりデビュー当初のほうが良かったような気がします
今はあまりに痩せていて魅力半減です

ロケ地、島根県浜田市の美しい自然風景も素晴らしかったです







「ノーボーイズ、ノークライ」
2009年 日本、韓国
【日本映画専門チャンネル】

小さなボートで韓国から日本へ密輸品を運ぶヒョング(ハ・ジョンウ)は、日本で成功したボギョンおじさんに荷物と姉の手作りキムチを定期的に届けています
荷物の受取をするのはボギョンおじさんの親戚の青年・亨(妻夫木聡)
幸せとはいえない暮らしをしてきた2人は、国籍は違うけれど何か通じるものがあるようです

日韓合同制作、舞台は日本
脚本は渡辺あやさんでも100%韓国映画です
どう頑張っても思い通りにならないヒョングと亨の生活
心苦しい映画でしたが惹きこまれてしまうのは韓国映画の魅力ですね
ラストへ向けてはキツかったです
それでも少しは救いがあったと思って良いのでしょうか
2人が別の場所で違う両親から生まれていれば全く違う人生があったはずなのに…

2人がカラオケ大会で「アジアの純真」を熱唱するシーンだけは心穏やかに観られました



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