桂文珍独演会
JAPAN TOUR 一期一笑
名古屋市公会堂
開演は15時
お天気が良ければすぐ近くの鶴舞公園でお花見の後にちょうど良い
などと考えていましたが
生憎の雨だし既に散り始め
予定通りお花見決行!みたいなグループも何組かいましたけど
残念でした
さて
本日の演目は
桂楽珍さん
文珍師匠の一番弟子
2013年の文珍師匠独演会以来、2度目です
鹿児島県徳之島ご出身とのこと
相変わらずの方言ネタ、徳洲会ネタ
笑っちゃいけませんが笑える
創作落語「夏の医者」
小島で暮らす父、伯父、息子の3人が大潮で現れた砂州で逃げ遅れた魚を獲って大島へ売りに行くのだが途中で父親が熱中症で倒れてしまう
島の人の温かな暮らしぶりが伝わってきます
桂文珍師匠
このところ何度も聞いた「憧れの老人ホーム」の前半と「玄海集落」
めっきり人がいなくなった限界集落での会話
村唯一の軽トラの運転に免許がいるのか? 免許も無しで人を轢いたらどうする?
文珍師匠がボソリ「車が人を轢く、少し前までは人が車を引いていたのに」
文字で読めばすぐわかることも耳から聞いただけでは理解するのに一瞬間が開いてしまいます
文珍師匠についていくのには集中力と想像力をフルに使わなければいけません
哀愁漂うサゲでした…
内海英華さん
「女道楽」
三味線漫談との大きな違いはわかりませんが
この方、とにかくカッコ好いです
三味線の腕は抜群だし
都々逸はホント色っぽい
日本でだた一人の演者
世界でもただ一人
というわけで世界一、だそうです^^
桂文珍師匠
「新版 花見酒」
花見の場所で酒を売って儲けようと考えた男二人
樽から漂う酒の香りに誘惑され、互いに10銭をやりとりして売リものの酒を全部飲んでまい目論み通りにはいかなかった
この日が雨でなかったら本当にピッタリの噺だったのですけどね~
中入り
桂文珍師匠
「寝床」
浄瑠璃好きの主人がご近所や商売仲間を集めて浄瑠璃の会を開くというのだが何故か皆都合が悪いという、その理由は…
先日お亡くなりになった桂米朝師匠のお話も少しありました
人間国宝、国の宝でもあり落語界の宝でした
文珍師匠で3席とは驚き
美濃加茂市の春風亭昇太師匠もそうでしたが
独演会と銘打った会では気合いの入りようが少し違いますね
昨日、米朝師匠を偲ぶ番組で脚本家の大石静さんが仰っていました
現代は、漫才と違って落語のような笑いに至るまで時間を要する芸能が受け入れられにくくなっている
落語家さんたち、頑張って!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます