新潮文庫
2016年 3月 発行
解説・堀井憲一郎
545頁
旅もの
「母の家出」「春の香り」「微笑む女」「湯飲み茶碗」「岬にて」
自分も行ったことのある場所が舞台だと、小説世界にすんなりと入っていけます
職人もの
「鈍色の春」「泥眼」
時間やお金を度外視して“ものつくり”に精を出す職人気質に圧倒されます
何気ない家族もの
「今夜も笑ってる」「ママは何でも知っている」「花盗人」「はびこる思い出」「愛情弁当」「悪魔の羽根」
何気ないのが一番恐ろしいことを実感しました
少し風変わりなミステリーもの
「脱出」
一般的なミステリーものからは少し突き抜けた感のある作品
ラストにビックリです
解説の堀井さんによれば、今のところ乃南さんの短編は106編あるとのこと
これからたくさん読めるかと思うと楽しみです♪
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