角川書店
2017年1月 初版発行
252頁
帯より
世界のはしっこでそっと異彩を放つ人々をモチーフに、その記憶、手触り、痕跡を結晶化した珠玉の十篇
現実を虚構がひとつらなりの世界に溶け合うとき、めくるめく豊饒な物語世界が出現する
この言葉だけでも満足してしまいそう
各編にインスパイアされた9人、エリザベス・テイラー、牧野富太郎らは本当に実在したのかしら、と思えてきます
ちなみに、10編の小説に人物が9人というのは、1編は『人』ではないからです
読み終わって直ぐ、あれとあれが良かった、と思ったのですが、しばし時間を置いて再度パラパラ捲ってみるとあれとあれ以外も全部良いのです
ふぅ~っと大きく息を吐いて本を閉じました
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