皆様に感謝

きょうは　３月１１日　東日本大震災の日　です。
午後２時４６分　私は　犠牲になられた方々と共に
犠牲になった　動物さんたちのために
お祈りさせていただきました。

☆・・・☆・・・☆


昔、ある人が言いました。

あの世に行く道々には
両脇にお花が見えていて
そのお蔭で
迷わずに着くことができる、と。

だから　みなお花を手向けるのだと。



ココは　２月２７日の午後４時ごろ　旅に出ました。



ほとんど眠ったような状態のまま　でした。

獣医さんが言ったような　苦しい最期にはならなかったことが
唯一の救いでした。

でも、本当は　ココは辛かったに違いありません。

動物は、身体の不調を本能的に隠すことが多いといいます。
それは　敵に見つかったら　やられてしまう、ということが
DNAの中にインプットされているからでしょう。

所々に　野性的な部分を感じさせたココには
そういう我慢強いところがあったように思います。




↑これは　旅立つ１週間くらい前
朝食後に　窓越しに朝日を浴びているところです。

こたつから出して　このような状態にしておくと
やはり「こたつに入りたい」と訴えることが多くなり
ほとんど　こたつが『ココタツ』になりました。

２７日のあの時、
私も一緒にこたつに入って　うたた寝をしていたのですが
動かないはずのココの足が
グーーンと動いて　
私の足に触れたような気がしました。

きっと　その時　旅の第一歩を　踏み出したのでしょう。
ココの耳は　ピーンと大きく前を向いていて
幼い頃のように　好奇心いっぱいの表情になっていました。
（お目目はちゃんと　閉じていました・・・）


☆・・・☆・・・☆

棺は　ココハウスを改造して作りました。
好きだったマタタビ・クッションを枕に。

好物のかつお節を少しと　カリカリフードを少し。
ネコ草を　数本　お口の前に。

そして　道中　ちゃんとお星さままでたどり着けるように
お花を　置いてあげました。

２８日は　お天気が良くなり
ココが好きだった「ひなたぼっこ」をさせてあげました。


☆・・・☆・・・☆

３月１日　動物の葬儀センターにて　お見送り。

雨がだんだんすごくなっていきました。
「涙雨だな」
おとうさんが　ポツリ　と。

おねえちゃんも　来てくれました。

センターのスタッフさんたちは　みな親切で誠意のある対応をして下さいました。
ココは　来月で１５歳になるところだと言いましたら
年齢を「１５歳」にして下さいました。


ココの骨は　本当に　真っ白できれいでした。
スタッフの方が　骨の説明をして下さいました。
「しっかりした　いい骨」だそうです。
尻尾の骨って　案外　細いものです。
細いから　あのようにクネクネ動かせるのだとか。
のど仏の骨は　実際　仏さまが合掌しているお姿に似ています。



写真になった　ココです。

左端の白い箱が　その白いココですが　正面から撮る気になれませんでした。

ココは　お花も好きでした。
以前　住んでた家の庭で　よくお花に鼻を近づけていました。

こうして　お花を飾ってあげると
私自身も　気持ちが落ち着きます。

お部屋いっぱいに
やさしい　香りが　広がります。

まだ　日に何度か　ダムが決壊しますが
その回数も　少なくなってくると　想像します・・・。
それは　ココを忘れるということでは　決してありません。


皆様に　たくさん応援をして頂き
あたたかいコメントに　励まして頂きました。

心から「ありがとう」という気持ちでいっぱいです。

この先、このブログはどうなるのか
私自身もわかりません。

でも　皆様のところには　また遊びに伺います。


それでは　ひとまず・・・


ココの母　より