北部方面低音隊~

ベースとシンセサイザーが好きなおじさんです。
音楽や楽器等気になったことをつづっていきたいと思います。
よろしく。

自分へのご褒美は年始にコンパクトで~Electro Harmonix Nano Q-Tron ~

2022年01月03日 22時30分46秒 | エフェクター

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

昨年は仕事の方でいろいろとありまして、
なんといいますか、いろんな意味で先の見えない一年でしたね。

今年もまだまだコロナの感染拡大は
余談を許さない状況ではありますが…
みなさんにとって良い一年になりますよう祈っております。

北の大地はこの年末年始かなりしばれまして…
道路は今日もテロンテロンです。
そんなこともあり、正月セールで久々にスタッドレスタイヤを新調しました。
ブリザックの VRX3 という新しいやつでして、まだ高いのですが、
正月セールと言うことでいつもより安くしてくれました。(^_^)v
今度の新作はアイスバーン性能と持ちが格段に進歩したらしく…
かなり評判が高いようです。これは期待大です。
うちのオーリス君は4WDではないで少し安心感が増します。
まぁ、オーリス君は前の VRX(1)でも簡単にリアが流れたりするような車ではないのですが。

そうそうこの冬はいつものように
自分へのご褒美にベースを一本!
というのはありませんでした。
毎年、クリスマス頃にむずむずして購入するのが恒例でしたが。

ストラップやエフェクター等小物はある程度購入しましたが。
ベース本体は購入してないのは珍しいです。
まぁ秋に、Provision VJB Pro 買いましたしね。
しばらくベースはいいですかね。

もちろん、弾いてみたいベースはないこともないのですが…
そのあたりについては、気になっているベースとして
またの機会にでも書こうかと思います。

あと、今年は飾ってばかりの至高の一品、Pedulla Hexa Buzz を
もっともっと弾いてあげようかなと思ってます。
まぁ、重たいのでなかなか外には持ち出せないのが玉に瑕ですが。

バンド活動の方は、一つは相変わらず休止中のままです。
もう一つのオリジナルバンドの方は細々と行っているのですが、
クリスマスに少し体調を崩しまして…
年末の練習&忘年会を欠席するはめになりました。
今月末にまたスタジオ練習を行う予定なので、
今度こそ新年会をかねた練習に出られるように
体調に気をつけたいと思います。

前述のようにベースは購入してないのですが、
エフェクターを一つ購入しました。

それは年末に発売になった
Electro Harmonix Nano Q-Tron です。

いろんなところで紹介されてるのでご存じかもしれません。

商品説明を引用します

オーガニックなアナログサウンドと表現力で知られる名機
Micro Q-Tron Envelope Controlled Filter のペダルボードに
導入しやすいNanoサイズが新たにラインナップ !!
エンベロープ・コントロール・フィルターは、
音楽シーンのメインストリームだけでなく
幅広いジャンルの音楽で使用されており、
ギターやベース、キーボード、管楽器などの
あらゆる楽器と非常に相性のいいエフェクトです。
Nano Q-Tronは、1970年代からエンベロープ・フィルターを製造し、
エンベロープ・フィルター・エフェクトのパイオニアである
electro-harmonix の伝統あるサウンドを継承したペダルです。
ユーザーの演奏スタイルやピッキングの強弱に敏感に反応し、
入力された信号のボリュームによってフィルター・スイープの
カットオフ周波数や中心周波数をコントロールします。
これにより繊細な表現からダイナミックなパフォーマンス、
オートワウからウルトラファンキーなサウンドまで
様々なトーンを作り出します。

今回は出力レベルを調整する VOL コントロール、
ベースでも使えるローパスモードを備えた周波数帯を切り替える MODE スイッチ ( LP / BP / HP )、
プレイヤーの演奏の強弱に合わせてフィルター・スイープの感度とペダルのレスポンスを調整する DRIVE コントロール、
フィルターのピークバンドの幅を設定し、エフェクトの強弱を決定する Q コントロール、
以上、4つのつまみがついてます。

それから、トゥルー・バイパス仕様のようです。
消費電力は10mA らしいのでそれほど電池食いでもなさそうですね。

説明書では DRIVE と Q コントロールは抑えめで使用みたいなこと書いてあるのですが…
パッシブのベースでつかってみると…
つまみは2時くらいまでは上げないと、モコモコいうだけで全然楽しくならないです。

そういえば昔、MICRO Q-Tron 所有してたことあったような…
急に思い出しました。

で、なぜ、この Q-Tron を買ったかと言いますと…

実はちょっと前に、SUMOTRON というエフェクターが気になって、
すごく欲しくなったのですが、ご存じの通り
SUMO STOMP のエフェクターはどれも大人気。
まぁ、結局どこにも売ってなかったので、とても残念に思ってたわけです。

そんなタイミングで、たまたまこの Nano Q-Tron が年末に発売されると言うことを聞きまして
まぁ久々にエレハモも良いかなということでポチッと購入しました。
年末に購入したので年始に届きました。

久々に使ってみると、このミョンミョンいう感じはなんか久しぶりな感じで…ちょっと懐かしいですね。
まぁ、音のバリエーションに関しては、SWEEP は UP ですなので…
ワンパターンと言えばワンパターンですが…
Micro Q-TRON になかった VOLUME が追加されてます。
Micro はベースで使うと音が大きくなるという話も聞きますので
ある意味、小さくなってさらに進化してるわけです。

LP モードで使うと、
まさにベースにぴったりって感じのファンキーサウンド。
音痩せもないです。
何より値段は高くないですし、見た目もコンパクトでイケてますね。

LOW-Bでも全然使えましたし。
あえて、MPモードで低音カットってのも特殊効果的にありですね。
エレハモなら大抵の楽器屋さんにあるので、
みなさんも興味があったらお店で触ってみてください。

今年最初(昨年最後?)のお買い物でした。
エレハモ万歳!
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やっと手に入れたベースプリ~ Mark Vintage Pre

2021年09月10日 16時27分08秒 | エフェクター

9月になって少し秋らしくなってきたでしょうか。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。

コロナウィルス新規感染者数は徐々に減ってはきましたが、
病床使用率、重症者数等々、まだまだ予断を許さない状況であります。
引き続き気を付けて日々過ごさないといけないですね。

さて、前回までブースターやバッファーの話を書きました。
あらためて思うことは、やはりブースターの沼は深いということですね。

今人気の 4000Pre なんかもそうなんですが…
音が良くなるとか、音がまとまるとか、音が抜けてくるとか、
劇的に音が変わるものではないけれど、なんだかとても欲しくなってしまう…
それがブースターです。(笑)
しかも、高音質&高品質を求めれば、値段も3諭吉、4諭吉…とどんどん決してお安くない世界に突入していく。
やはり、あらためてその深さを感じますね。(*・ω・)(*-ω-)

さて、今回のテーマでありますアウトボードプリアンプも
安いものは1諭吉くらいから、高いものは5諭吉オーバーなものまでありますが、
DI機能、イコライザー、コンプ、歪、等々いろいろと機能がついているので、
ブースターに比べると音の変化はわかりやすいエフェクターですね。
まぁ、それだけに好みも別れるとは思いますが。

今回紹介する Mark bass の Mark Vintage Pre は
実はずっと欲しかったエフェクターのひとつなのです。

ただ、もともと Markbass のベースアンプを使用している私に
新品で5諭吉オーバーで、Little Mark Vintage というヘッドをそのままエフェクターにしたような、
この高級アウトボードプリが果たして必要なのか?という疑問があり、
なかなか手が出せなかったのです。

真空管を搭載、二種類の歪装備、3つのプリセットモード装備と
とっても気になるスペックではあるのですが…いかんせん
アウトボードプリに5諭吉オーバーというのは、けっこう思い切りがいるものです。

そんなある日、たまたま、某有名楽器店に中古が出ているのを見つけまして…
まぁ程度もそんなに悪くなさそうでしたので、たまっていたポイントも使って、3諭吉ちょっとでめでたくゲットとあいなりましたわけです。\( 'ω')/
まぁ、タイミング的にも自分で買う誕生日プレゼントみたいなものでしたかね。
(誰かのプレゼントでないのはちょっと寂しい…)

ということで、気を取り直して、
早速このプリの紹介です。商品説明からの抜粋です

Little Mark Vintage ヘッドの高い評価を受け、チューブプリアンプペダル"MarkVintage Pre" が登場!
トゥルーバイパス、4バンドEQ、プリセットEQ(3-WAY スイッチ)、BLEND コントロールでクリーントーンとミックスできる2種類のディストーションを備えたドライブコントロール、BOOST、AUX IN、 ヘッドフォンアウト、FX ループ、DI ラインアウト、RCA 端子とトスリンクのデジタル出力を装備。
モダンなサウンドからヴィンテージサウンドまで幅広く対応でき、ライブからスタジオレコーディングまで対応可能な高音質のプロ仕様のプリアンプペダルです。
もともと評価の高い、DIアウトに加えデジタルアウトがついたことにより、 より幅広い録音環境に適応できます。
もちろんペダルタイプですので、ライブでも活躍する製品になります。

12AX7 (ECC 83) という真空管を内蔵しておりまして、12V仕様になっております。専用のアダプターが付属しております。
SIZEは19.3 x 12.7 x 5.9cm (WxDxH) と少し大きめで、重さは 0.84 kg と大きさの割には少し軽めの重量ですかね。

最近の DARLGLASS のプリなんかもそうなんですが、このプリアンプは AUX IN、 ヘッドフォンアウトがついているので、
ヘッドフォン環境で練習することの多い私としては正直、いままで使っていたアンプが今後あまり意味をなさなくなってしまいそうな感じが。
まぁ、それもいままで購入に踏み切れなかった理由の一つではあったのですが。(笑)

しかし、購入して使ってみて気づきましたが、
私がいつも使用している、 Markbass のアンプたちはいわゆるデジタルアンプ。
まぁ、ビシッとしたクリアな音でとでもいいましょうか。
実はマークベースのヘッドも、アンプがデジタルのものとアナログのものでは音の印象というか柔らかさが異なるんですよね。

今回の真空管内蔵のこの Vintage Pre はいわば超アナログですので、私が普段使用しているアンプとは正直全然音の方向性が異なるものでしたね。
一言でいうと太くて暖かい音といいましょうか。
正直、もっとえぐい感じの音なのかと思いきや、思った以上に柔らかい印象です。

ということで、これさえあればヘッドフォンとシールドとベース本体を持っていけば家のどこでも練習できちゃいますね。
しかも今実家と自宅で使っている MARKBASS の存在価値が… まぁ、それは忘れましょう。(笑)

さて、前述のとおり、全体的な音の印象は思ったより癖は強くなく、思った以上にまろやかにまとまっているというのが私の個人的な感想です。
(これは人によってきっと印象が変わるのかもしれませんが)
少なくとも MARKBASS を10年以上使い続けている私としては、まさに真空管の MARKBASS のアンプだなぁという感じです。

はっきりいうとプリセットEQ(3-WAY スイッチ)でほぼ完結してます。
普通に抜けの良い感じで使う場合なら左の【FLAT】ですかね、
ちょっともこっとするけど昔ながらのいかにもベースって音がするのが右の 【OLD】 、
ATELIER Z のアッシュのMモデルでバキバキやると超いい感じになるドンシャリモードが真ん中の 【CUT】 、
それぞれが絶妙な感じで仕上がっております。
4バンド EQ はほとんど動かさなくてもOKな感じですね。

そして、ドライブ(歪)ですが、これはスイッチ長押しで切り替えられます。
で、この二種類の歪なのですが
ひとつは、少し大雑把な印象の昔ながらのTUBEな歪でもうひとつは、もう少し繊細な感じの粒の細かい歪。
説明書にはタイプ1は純粋なディストーション、タイプ2は主にサステインを高めるように設計されており、特にポップ/ロックトーンで役立ちますと書いてあります。
うーん。正直この説明は少しわかりづらいですね…(笑)
まぁ、いずれにしろ私は個人的にはタイプ2の方が好きで、そちらばかり使ってます。

4バンドの EQ は軽い補正程度でして、本当にほとんどいじることがない感じですが
ちなみに下から 70Hz 400Hz 2.5KHz 10KHz の 16db Boost & Cut となっております。

DI として普通に使えて、デジタルアウトもついて、おまけにトゥルーバイパスでノイズもなく高音質ということでまさにプロ仕様ということでこのお値段なのかもしれませんが…
5万円オーバーという値段は、まさにダークグラスの Vintage Ultra V2 なんかと同じ価格帯になるわけですが、正直なかなか手を出しづらい価格帯ですね。

ちなみにサンプリング・レート・スイッチ(44.1/48/96KHz)付のデジタル出力RCAとトスリンクはマーカス・ミラーのアイディアから開発されたようです。

そうそう、右側のブーストスイッチの存在を忘れてました。
これを押しますとレベルを + 6db 上がりまして、ベースソロなんかで音を大きくしたいときに使うと良いらしいです。
個人的にはあまり縁がないかな…(笑)

300mAのアダプターが付属してますので、消費電力は最大それくらいなのでしょうか。

で、結論ですが、私のような長年の MARKBASS 愛好家でない場合は、
お店でしっかり試奏して、「これおもしろい」と気に入った方が購入するのが良いと思います。

ぶっちゃけ、こういうのは買うか買わないかは本当に好みとしか言えないところですので。(笑)

電池駆動大好き、消費電力極少大好きな私ですので、
本来はこういう消費電力の大きめな真空管系には手を出さないのですが…使ってみると、
やはりこういう真空管のエフェクターも温かみがあってとても良いなぁと再認識しました。

この値段だけあってこいつは確かな品質と機能のプリアンプだと思います。
ということで気になった方はお店でぜひ試奏してみてください。
きっと、398くらいだともっともっと売れるんだろうけど…やはり無理ですかね(笑)

※ちなみに BLEND ノブを右へいっぱい回した状態で DRIVE を ON にすると音は出ません。
これは仕様らしいです。結構謎です。(笑)
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BOOSTER って必要?(番外編)~Providence VITALIZER VZF-1

2021年09月05日 23時59分13秒 | エフェクター

オリンピックもパラリンピックも終わりを告げまして
なんとなく夏も終わりかなという感じの今日この頃ですね。

コロナの感染者数は減少傾向ですが…
まだまだ予断を許さない状況は続いています。

さて、
一瞬ブースター沼にはまりかけていた私ですが…
やはり、アクティブベース好きな私にブースターはなんとなく似合わないのかなとちょっと思い始めてまして
深い深い沼には無事はまらずに脱出できそうです。(^_^)

LCA TX-1 はとても品質のよいブースターでしたが、
やはり、ベース専用ではないと言うことが個人的には不満でして…

何かいいのないかなと思って見ていてみつけたのが
前から少し気になっていたベース対応のバッファー
Providence VITALIZER VZF-1 です。
これ値段も手頃ですし、何より消費電力の低い(約3mA)ので大変興味深く
今回入手しましたので番外編で紹介します。

写真を見ての通りつまみはないです。
まぁ、いわゆるバッファーですのであたりまえなのですかね。
それに小さな筐体ですので電池も内蔵できず、
ACアダプターか付属しているスイッチ付き電池ボックスでの使用となります。
ちなみに、Providenceのアクティブベースにはこれ内蔵されてるみたいですね。

バッファーですので、ご存じの通り、
プラグ/ジャックの接点や長いケーブル等によるノイズや音質変化の影響を受けやすいハイインピーダンスの電気信号を、
影響の受けにくいローインピーダンス信号に変換するバッファーアンプの一種ですね。

製品特徴を引用いたしますと

ベースやギターから一番近いところに接続することで、音の輪郭がぼやけがちな低音域をタイトで引き締まったサウンドに生まれ変わらせます。
ベースはもちろん、特に低音域がこもりやすい多弦ギターやドロップチューニングのギターにも効果があります。
ペダルボードシステムの入り口に設置すれば、複数のプラグ/ジャック接点による音質の変化や劣化を防ぎ、
様々な環境下においても音質を安定させ外来ノイズなども低減させる効果があります。
また、アンプの直前に接続したり、音質の劣化や変化が気になるところに接続しても効果を発揮します。

とこんな感じですね。

まぁ、うちの場合、純粋なパッシブベースは Provision の VPBーPro 君くらいですので、そいつで早速試してみました。

あれ?これ… なんだろう… TX-1 よりいい感じかも…
なんといいましょうか、LOW痩せもなくて音が締まってすっきりしたような感じです。
劇的に変わるわけではないのですがかなり好印象です。さすがベース対応のエフェクター。

これ、プレベに結構いいかもですね。
バッファーですので、当然音はそんなに変化しませんが、パッシブベースならこいつを一つ通しておくと安心ですね。

ちなみに最近のATELIER Z のアウトボードプリのEQ-M(M-BOX) もあえてバッファー入れてますね。
Providence VITALIZER VZF-1 はアクティブ臭さもない感じですし、これ結構気に入りましたね。

まぁ、うちの ATELIER Z の ベース君たちはみんなプリアンプ付きなので、出番がないのが残念ですが。
VPB-Pro くんとはかなり相性よさげです。

ということでブースター、バッファーネタは今回で終わりまして、
次回はベース用アウトボードプリの話になります。

ずっと以前から気にはなっていたのですが、なんといいますかずっと買う決心がつかなかった
あの真空管内蔵プリアンプですね。

ここのところ、仕事がかなりゴタゴタしていろいろと大変でしたので、
自分へのご褒美、まぁちょうど誕生日プレゼントしてGETしたものです。

何を購入したかは次回のお楽しみです。
では。涼しくなってきたので風邪にお気をつけて…

まぁ、そんなこと言ってる私が最近若干風邪気味だったりしてますが(^_^)

ではでは。(^.^)/~~~
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BOOSTER って必要?(その2)~Shin’s Music ACID BOTTOM

2021年08月29日 23時22分14秒 | エフェクター

8月も終わりですが、まだ夏の暑さが残ってますね。
コロナも一向に収束せず、非常事態宣言も各地で出されております。
先日、私も無事二回目のワクチン接種を完了しました。
一回目は少し腕が痛いくらいでしたが
前評判通り二回目は結構副反応が出ましたね。
24時間を経過したあたりから急に熱が上がり
久々に38度台まで熱が出ました。
風邪薬を飲んだせいか半日くらいで熱は下降して
次の日には完全に下がりました。

さて、今回もブースターのお話です。
(仕事がすごくバタバタして間が少しあいてしまいましたね。すみません。)

前回の Lee Custom Amplifier TX-1 はパッシブベースの音をすっきりさせて、どちらかというと高音域を際立たさせる
高品位なブースターという感じでした。

今回紹介する shin’s music ACID BOTTOM は一言で言うと、
中低音域をブーストするマッチョなブースターですね。

Shin's Music さんのホームページではこんな感じで紹介されてます。
 低音好き必須!ボトムレンジをしっかりと持ち上げ、アタックでハイからミドルの調整も可能。
 ハイゲイン系モンスターアンプのブースターにも最適。
 ボトムACIDなExpander/Boosterです!

某楽器店さんの商品紹介では

 ジャズベース等で使用すると、チューブアンプライクな音圧アップが得られる、Expander/Booster!
 ACID BOTTOM は、ボトムレンジをしっかりと持ち上げ、ATTACKコントロールでハイからミドルの調整も可能なExpander/Boosterです。
 ベースで使用する場合は、ジャズベース等の音圧アップやゲインブーストにお薦めです!
 その名の通り、サウンドに刺激劇薬のごとくパワーと張りを与えてくれるペダルです。

まず、私は以前から Shin’s Music さんの
Bass Master Preamp Pro というプリアンプを
パッシブのベースで愛用してます。
ですのでノイズが少なく、無駄に電池を消費せず
高品位なサウンドのエフェクターであることは
もうすでによーくわかっております。

ですので買う前から素性が素晴らしいのは疑いなしでした。
実際、へんなノイズもありませんし。電池も長持ちしてますね。

まず、黄色い筐体にある赤いスイッチを押すと中低音域がブーストされます。

前回の Lee Custom Amplifier TX-1 はブーストつまみだけのシンプルな設計 でしたが、
この ACID BOTTOM の一番の特徴は LEVEL 調整と別にある
ATK つまみです。

商品紹介にもありますが
 このペダルの醍醐味は ATK ノブをアップしたサウンド。
 アップすればアップするほどにサウンドに張りとパワーが追加されます。
 フルアップにすれば、クラスDのベースアンプに繋いでいても、まるでチューブアンプを全開にしたようなパワフルな押し出しとナチュラルなドライブを得ることが出来ます。

最初はATK(アタック)コントロールをゼロにしてONして、レベル/音量を加味しながら
お好みまでATKノブを上げていく感じですかね

スイッチオンで中低音域がブーストされますので、それに合わせる感じで
中高音域を調整するためにATK つまみを上げて調整していく感じになります

どちらかというと中低音域が売りのプレベよりドンシャリなジャズベに有効な感じですね。
といいますのも
うちのプレベ(アッシュ&ハカランダの Provision VPB-Pro)で少し使ってみたのですが…
正直ブーミーな感じになりすぎるといいますか、すこしくどい感じになりました。

ですので、プレベは前回の Lee Custom Amplifier TX-1 の方がすっきりした感じになって相性がよさそうですね。

ACID BOTTOM はシングルコイルでちょっと非力なベースをパワフルな感じにするのによさそうです。

またまた製品紹介の引用ですが…
 この変化の具合はまさにACID=劇薬。
 物足りないベースサウンドを一気に変化させるまさに刺激的なスパイス。
 多弦ギターのブースターとしても使えるペダルです。

確かに最近の7弦ギターなんかでも十分使えそうです。

あと、こいつはパッシブだけじゃなくても、アクティブのジャズベとも相性は悪くないです。

このペダル、安いパワーのないジャズベースにつなぐとかなり音が化けそうな感じですね。
これは使いようによってはかなり面白いブースターだと思います。
あきらかに中低域のブースト効果が出ますので。

そして、TX-1 と同じく消費電流は約 3mA !
まったく無駄のないエフェクターですね。

さて、今回でブースター特集は終わりなのですが
次回はもうひとつ 約3mA なバッファーを見つけたので
それについて書きたいと思います。
その製品は
Providence VITALIZER BF VZF-1 です。

ブースターと違ってバッファーは音の劣化を防ぐための役割がメインですが。
おそらく音の輪郭をくっきりさせる効果は多少ありそうな感じがしますので、ちょっとインプレしてみようと思います。 

そういえば、バッファーといえば、
昔 WAXX LE multi buffer っていうのを持ってましたね。
その頃のメインは USA の Spector でしたので
まぁ、つまり、ローインピーダンスのアクティブベースばかり使ってたわけでして
ほとんど使わず楽器買取店にドナドナしちゃった気がします。(^_^)

では、みなさんも暑さやコロナにお気をつけて、お元気にお過ごしください。

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BOOSTER って必要?(その1)~Lee Custom Amplifier TX-1

2021年08月12日 11時33分56秒 | エフェクター

先日までの北の大地の暑さはどこへいったのか
ここ数日は最高気温が10度台までさがるくらい
まさに秋のような気候に変わりました。

お盆が過ぎるとまた暑くなるという週間予報もでてはいますが果たしてどうなることやら。

一方本州ではさらに高まる暑さに加え、集中豪雨も地域によって発生しております。
今年も心配な夏ですね。

さて、私はいろいろと仕事関係がごたついておりまして
夏休みはいつとれるのだろう?という感じになっております。
そんな中、なかなかベースと戯れる時間も取れずにおりますが…

前回、予告した通り、今回はエフェクターネタです。
しかもいわゆる”ブースター”と言われるものです。

実は昔からプリアンプ内蔵のアクティブベースばかり使用してきた私にとって、
ベース・プリアンプ、ブースター、バッファーと言われるものは縁がありませんでした。

ここ数年前からパッシブベースも弾くようになり、
アウトボードプリアンプなどたまに試すようになりましたが、
ブースターやバッファーというものには基本的に縁がなく、
いままで所有したことがほとんどありませんでした。

しかし SNS や YOUTUBE 等では
「音が抜けてくる」とか「音の密度が増した感じ」といった書き込み、試奏映像を見ると
私も”ブースター”なるものを試してみたくなり、
いろいろとある中から、
今回、Lee Custom Amplifier TX-1 と Shin's Music ACID BOTTOM の2つを選択して試してみました。

本来、ブースターといえば、真空管を使用したものもあり、そちらの方向に進む方も多いかと思います。
ところが、真空管になりますとACアダプターでの使用が必須となります。
わたくしは省電力なエフェクター、もっと言うと電池で何時間も駆動するエフェクターが大好きでして

この二つを選んだ理由はもちろん、高品質なメーカーであるということと
それに加えて、省電力で電池駆動OKというのが最大の理由です。

ちなみに、どちらも消費電力は約 3mA らしいです。
大変素晴らしいです。(^_^)v

まず、Lee Custom Amplifier の TX-1 から紹介します。

商品説明を引用しますと…
大手企業に在籍し、革新的な超小型ヘッドフォンアンプや次世代新型小型真空管アンプヘッドの開発に携わった李氏による新ブランドの製品。
一般的なブースターとは一線を画し、既存の多くのブースター回路とは異なり、アンプやマイクに使用される、「トランス」を用いたクリーンブースターです。
過度な帯域の持ち上がり方もせずにほぼ原音と変わらない帯域できれいにブーストされます。
それに加え、LCA の代表作 12AU7BB に通ずる、「エフェクトオンにしてる感はすくないが、おいしいところは出ている」と言ったブースターです。
ほどよく倍音が増え、音の原音の艶やかにつつみこんでくれる印象です。
ギターはもちろんベースでの帯域もカットされず共に好まれるようなブースターです。
クリアアルマイト済アルミ削り出しシャーシ、CTSポット、PtoPハンドワイヤードで製造。

こちらは純粋にいうとベース専用のエフェクターではありません。
しかし、商品説明にも書かれている通り、YOUTUBEにベースで使用する映像もありますし、
極端なロー落ちもなさそうということで十分ベースでの使用に耐えうると判断しました。

ちなみに参考とした映像はこちらですね。
https://www.youtube.com/watch?v=i1ndDOdMHlM&t=452s

さて、実際の印象ですが…

つまみは一つで大変シンプルですが、なんといいますか…
このアルミの筐体が実に美しいのです。
見た目が美しいというのもある意味大切ですよね。
高級感が漂ってます。

で、肝心の音の印象ですが…
もちろん、気になるノイズは一切なし。
大変クリアで抜けの良いブースターです。
音の印象は艶やかといえばよいでしょうか。
すっきりくっきりして素晴らしいです。

ただ、一点だけ惜しいところも。
重低音の出るヘッドフォンでチェックしますと
中高音域が抜けてくるせいもあると思いますが、残念ながらごくわずかにロー落ちが認められます。
もともとベース用のブースターではありませんし、私の重低音チェックはかなり厳しいです。
ですので、一般の方はほとんどきにならないでしょうし、
下の帯域が強調されなくなるからこそすっきりした音になっている側面もあると思います。

アンプでいえば重低音が強調されず、すっきりとした印象
メーカーでいうと、PJB あたりのイメージですかね。
PJB のアンプとかのすっきりした印象に近いかなと個人的に思います。

個人的にはパッシブのベース、プレべなんかに合いそうだと思いましたね。
そういえば参考映像ではウッドベースでも使用してましたね。

音がよりすっきりとした印象になると思います。

アクティブで帯域が広いベースだと少しロー落ちが気になる方もいるかもしれません。

あと、個人的にはどちらかというとギターで使用するほうがより良いかなとも思いました。

ちなみに値段も約4諭吉とお安くないですが、
見た目、音、品質すべて間違いないです。

それにたった 3mA ですよ。
すごいです。
(そう思うのって私だけ?)

次回は 個人的に本命の Shin's Music の ACID BOTTOM について書きたいと思います。

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