2021年10月10日(日)
昨日の疲れが足に出ていた。
それでも天気がいいので出かける。
先日、糸魚川に行って気になっていた場所。
「フォッサマグナパーク」「フォッサマグナミュージアム」
日本は二つに分かれていて、その間にあるのがフォッサマグナ。
フォッサマグナの西の端が糸魚川ー静岡構造線。
そして東の端が柏崎ー千葉構造線。
今回行った「フォッサマグナパーク」は糸魚川ー静岡構造線の境目がわかるのだ。
駐車場は2か所にある。
今回は国道148号沿いの駐車場に停めた。
そこから約10分ぐらいで断層露頭に着く。
現在は断層露頭前の見学テラスは斜面土砂崩れのため見学ができない。
断層破砕帯を挟んで右側が東日本の地質。
左側が西日本の地質となっている。
地質が違うと水の硬度も変わるらしく、それを利用した酒造りも行われている。
駐車場からの道に糸魚川線の上を通る場所がある。
電車が止まっているところは「根知駅」
1両編成の可愛い列車である。
次に向かったのは「フォッサマグナミュージアム」
広い敷地にいろいろなものがある。
駐車場の横にあったのが「化石の谷」
300円で化石を探すことができる。
そしてミュージアム
広い館内は、じっくり見たら長い時間が必要である。
ヒスイ峡について、魅惑のヒスイ、糸魚川大陸時代、誕生日本列島、変わりゆく大地、魅惑の化石、魅惑の鉱物
それぞれのテーマに分かれている。
ヒスイといえば糸魚川産のヒスイ。
石器時代から高級品、権力の象徴として扱われていたようだ。
ところが、ある時代からヒスイのことはみんなに忘れ去られた。
そのため、国産のヒスイなどなく、すべて海外から運ばれてきたものだと認識されていた。
ところが、昭和の初めにヒスイの原石が発見されたのである。
このヒスイが世の中から忘れられていたこと。
その後もなかなか発見されなかったこと。
すべてがミステリアスなのである。
フォッサマグナの位置。
たくさんの火山がある。
フォッサマグナは大陸から離れた日本が二つに割れ海だったところ。
この割れ目が新しい地質により大陸が繋がった場所がフォッサマグナ。
そのためフォッサマグナは新しい地質となっている。
今回初めて知ったことは、ここに古い地質があること。
それが関東山地である。
フォッサマグナを発見し、名付けたのはナウマン博士。
ナウマンゾウを発見した人である。
八ヶ岳を見て、ここは何かおかしいと探索したそうだ。
私は、八ヶ岳を見ても何が違うのかはわからない。
お庭に日本地図の日時計があった。
魅惑の化石にはびっくりするような化石もある。
これは魚の化石。
いったい何があったのだろうか。
広い敷地内には「長者ヶ原考古館」がある。
ここには長者ヶ原遺跡があり、縄文時代の生活様式が復元されている。
出土品がたくさん展示されている。
ここにも土偶がある。
もちろんヒスイの玉などもあった。
その中で気になったもの。
指輪なのか、首から下げたのか。
素敵ではないか。
いい勉強ができた。
ミュージアムは面白かったので、ゆっくり、じっくり見たい。
たくさんの発見がありそうなところである。