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11月23日(金・祝) サントリー2F・RA1-14・17000円安い
ブルッフ :ヴァイオリン協奏曲第1番は川崎に続き二度目を聴き・・やはり,音楽的に訴えかける旋律美に乏しいと感じました・・川崎より席から視線の先で指揮とチャンのアイコンが良く見え,視覚的に面白い・・
さて,今日の期待大きなブル7ですが・・
一楽章から本領発揮で弦の音色に温かみ,厚み,各パ-トの分節が明確で、ヴィオラ、チェロが際立った響きですね,木管も素晴らしい・・
二楽章、ワグナーチューバ(テノール2とバス2)の大きな放物線を描く響きにシビレ、フルート、オーボエ、クラリネットに歌があり、ヴァイオリン群とのかけ合いが見事です、色彩感があり,白いキャンバスに色とりどりの音色をちりばめてゆき、闇美な色彩感が堪らない
三楽章が一転明るさ、ニ楽章の対比感が良い、細かな弦の旋律、木管の対話が良いですね、怒涛の四楽章へ文句無く,木管のブラス力と弦の弾きこみが素晴らしい
音楽の流れが雄大であり、弦も木管も福与かさと高音,低音の切り替えが良く,フィナーレの高揚感が堪らない 感動でした。・・
今回マーラー5番、ブル7番と間に挟まれたブラ1番と最高の演奏を聴け幸せです。
バイエルンは長大な曲に成れば成るほど本領発揮で、ワーグナーのオペラ演奏を聴きたく想いました・・一年後の再来日が楽しみですね。
指揮 マリス・ヤンソンス バイエルン放送交響楽団
曲目 ブルッフ :ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 op.26
ブルックナー :交響曲第7番 ホ長調
出演 サラ・チャン(Vn)
作曲の経緯ブルックナー :交響曲第7番 ホ長調
本作は交響曲第6番の完成後すぐ、1881年9月末から第1楽章の作曲が開始された。 スコアは第3楽章スケルツォの完成のほうが1882年10月と少し早く、第1楽章のスコアは同年の暮れに完成する。
第2楽章のクライマックス部分を書いた頃、1883年2月13日にブルックナーが最も敬愛してきたリヒャルト・ワーグナーが死去した。ブルックナーは“ワーグナーの死を予感しながら”第2楽章を書き進めてきたが、その悲しみの中でコーダが書き進められ、第184小節以下をワーグナーのための「葬送音楽」と呼んだ。こうして第2楽章のスコアは同年4月21日に完成する。そして、1883年9月5日に全4楽章が完成した。
1884年12月30日、アルトゥル・ニキシュ指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団によりライプツィヒ歌劇場で初演された。この初演の段階でブルックナーとニキシュは入念な打ち合わせを行い、何度か手紙をやりとりしている。
この曲の初演が大成功を見たことにより、ブルックナーは生きている間に交響曲作曲家としての本格的な名声を得ることができた。
その後、指揮者ヘルマン・レヴィの推薦より1885年12月、バイエルン国王ルートヴィヒ2世に献呈された。
第3楽章 スケルツォ
イ短調、3/4拍子(4分の3拍子)。“Sehr Schnell”(非常に速く)の速度標語がある。A - B - A の3部形式。前の第2楽章の哀切な緊張感から解放され、ブルックナーのスケルツォらしい野性的な雰囲気にあふれている。
中間部(B)はヘ長調で、のどかな曲想である。演奏時間は9~11分程度。
第4楽章 フィナーレ
ホ長調、2/2拍子(2分の2拍子)。“Bewegt, doch nicht schnell”(運動的に、あまり速くなく)。自由なソナタ形式、3つの主題を持つ。
第1主題(ホ長調)は、第1楽章第1主題と同じモチーフを使用しながら、符点リズムで軽やかな雰囲気に変えている。
めまぐるしい転調を経て、すぐに第2主題へ移行する。第3主題はコラール(合唱)ふうの旋律で、さらにめまぐるしい転調のもとに進められる。
展開部は第1主題をもとに組み立てられるが、短い。
すぐに第3主題が回帰し、再現部となる。第2主題の再現の後、第1主題が戻ってくる。
その後、テンポを大きく落としてコーダに入る。曲の最後に、第1楽章の第1主題が戻って
1885年に出版された(「初版」または「改訂版」)。ブル7番
[編集] 楽器編成
フルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン4、トランペット3、トロンボーン3、ワグナーチューバ4(テノール2とバス2)、コントラバス・チューバ、ティンパニ、シンバル、トライアングル、弦五部。ただしハース版ではシンバル・トライアングル