酔いどれコンサル 中小企業診断士・中原央のブログ

舌癌と心筋梗塞を経験した日本酒大好きな経営コンサルタント 横浜の中小企業診断士 中原央が徒然につづります。

バラエティに富み始めた黒ビール 飲み比べも面白いですよ

2012-07-10 09:27:03 | 酒販店売り方アイデア
横浜の中小企業診断士 中原央です。

昨日はようやく晴れて、日中はいいお天気でしたね。でも夕方はなんとなく気温が下がったように感じました。実はお昼前に客先へ向かったため、昨日はワイシャツ姿で出かけました。ところが夕方から宵の口、腕や手がかなり冷えましたね。
 今日も横浜は晴れ。気持ちよく快晴です。

さあ、梅雨の中休みとはいえ、一歩夏に近付いた印象です。夏といえば単純です。ビール。わたしゃ酒飲みの口あけとしてはいつもビールなんですが、やはり夏こそビールでしょう。気が向くとグラスを冷凍室、製氷庫で冷やしてからビールを注ぐと味もひとしおです。

さて市場が縮小傾向にあるビール系飲料の中で、コクがあり苦みの強い黒ビール類の人気が高まっているそうです。




もともと私はギネス派だったんです。一時気が向いてサッポロのスタウトにも手を伸ばしたけど、いまいち味が合わない。ギネスは泡がクリーミーで口の中の刺激が控えめで、抗ガン剤と放射線の影響で口の中が荒れていた私にとってはとても飲みやすい口当たりだったんです。

スーパーでも扱いはだんだんと増えてくれたので、手に入りやすくなってきたんですね。

ところが去年の秋ごろからなんですが、試しにとブラックエビスに手を出してみました。いやあ、思いのほか刺激が少なく、若干アルコール分が高めで、しかも割安です。こちらに乗り換えてしまいました。
 
でも、やはりスーパーなどでも品ぞろえが増えてきていますね。アサヒビールやサッポロビールが主力商品で「黒」を相次ぎ品ぞろえ面を充実させています。一部の中高年向けと見られていたアイテムだそうですが、従来よりもすっきりとした飲み口や値ごろ感から、若者にも裾野が広がりつつあるそうです。

低アルコール飲料などに多様化する消費者の嗜好をとらえた感があり、2012年の市場規模はなんと前年の7倍に膨らむ見通しです。

実は、白状すると、ごく最近はシルクエビスに凝っています。ビールをキーンと冷やしてグラスも冷やして、ゆっくり注いだビールを一気に胃袋へ! ・・・、塩の利いた枝豆に、ロング缶を2本もやっつけるとかなりいい調子になってしまいます。このあと冷酒の1合もあれば幸せですな。

いま湘南新宿ラインを北に向かって乗車中ですが、プルプル。頭の中を切り替えなきゃ。

さて話を元に戻すと、これだけの種類、実は一つ一つ味が違います(言わずもがなですが)。ですので銘柄だけで盲目的に銘柄を決めるのではなく、何種類も試してみても面白いですよ。
第3のビールはビールじゃありませんから最初から除外。ドライも味が悪いんでこちらも除外。残った3つですと、う~ん。2~3個ずつ飲んでから考えますかね。


高い度数のアルコールは飲み方が多彩になってきた

2012-02-10 11:06:17 | 酒販店売り方アイデア
横浜の中小企業診断士 中原央です。

昨日は日中は晴れてはいたんですが、午前中のメガネ屋さんで体が冷えてしまい、難儀しました。午後はショッピングセンターで会議だったんですが、フードコートのラーメンがこれほどうまい! と感じたのは初めてです。
のち今日も横浜は晴れ…、でした。明け方から少しの間陽が射していましたが、いまの時間は雲が広がっており、ほとんど日射しがありません。

ワイン+コーラ ブランデー+炭酸水+果実? アルコール度数の高い酒類を炭酸飲料で割るなど、なんだかわけのわからないお酒の飲み方をするケースが増えてきているようです。
飲みやすさや食事にも合うことが受け入れられ、飲酒の習慣がない女性や若者らが口にしていて、種類もウイスキーだけでなく、ワインやブランデーなどに広がっているとか。




 「赤ワイン独特の渋みがコーラでやわらかい口当たりになり、すっきりと飲める」。
上の写真にある東京・港の飲食店「ビストロ・ウシベンケイ田町店」に月10回以上は来店するという川崎市の男性会社員(34)は、赤ワインをコカ・コーラで割った「カリモーチョ」にご満悦の様子。最初の一杯としてビール代わりに飲むこともあるそうです。

 カリモーチョはスペインで若者に広く飲まれていて、このお店では昨年7月からメニューに採用したところ、「若い人を中心にリピーターが多くなっている」そうです。

 ウイスキーを炭酸水で割る「ハイボール」人気の火付け役となったのはサントリー酒類。サントリーはブランデーに着目して自社の「V.O」に炭酸水とオレンジなどの果実を加えた「ブランデースプリッツァー」の飲み方を提案しています。
オレンジでアルコールを割るなら、お酒自体に独特の香りや風味のある種類はNGですよね。ましてやV.O自体がうまい酒じゃないんですから、一口で気持ち悪くなっちまいそうです。

 お酒に関しての統計では、国税庁調査による2009年度の国内酒類消費量は約853万キロリットル。ピーク(96年度)に比べて約1割減少しています。
全体の約7割を占めるビール系飲料が若者のビール離れなどで低迷しており、10年度も伸びていないため、酒造メーカー側もまさに必死です。

 一方、日経産業地域研究所の調査(11年12月時点、全国の20~40代男女1000人が回答)によると、1年前に比べてお酒を飲む量や回数が増えた人は20代が28%で他の年代を大きく上回っています。20代では今後の飲酒についても、増やしたいと考えている人が18%。さらに半数以上が「いろいろな果実・果汁を使ったお酒があるといい」と、お酒への関心が高い結果が出ています。

色々な飲み方をしてみるというのは否定しません。新しい発見があり、楽しくお酒が飲めるんだから組み合わせこそ自由にしていっていいと思います。ですがそれをすること自体が消費者の自由。飲食店で「今日の実験 新発見!」なんてノリで提供していってみるのも面白いでしょうね。

ただ、それをメーカーがやるってのはいささか疑問です。コンビニやスーパーでのお酒の品ぞろえも多彩になってきましたが、少々消費者に媚を売りすぎているような気がしてなりません。メーカーが売るべき物は質の良いお酒であるはずす。一歩踏み込んでも「飲み方提案」までじゃないでしょうかね。

ギネス サッポロからキリンへ

2008-12-10 06:33:34 | 酒販店売り方アイデア
横浜の中小企業診断士 中原央です。

昨日の日中はずっと曇っていました。気温が下がったうえに、夕方からは雨になりました。

のちということですが…
明け方のこの時間は曇っています。いまやっていた天気予報によれば、このあと晴れ間が広がるそうです。

私が好きで、よく飲むビール「ギネス」。これまでサッポロビールが販売を手掛けてきていますが、ギネスのブランドを保有するイギリスの大手メーカーディアジオが、サッポロとの国内販売代理契約を打ち切ることにしたそうです。



販売数の伸び悩みが原因とのことらしいですが、ディアジオは販売の伸び悩みをサッポロの営業力に問題があるからとの考えたようです。
ブランドの売り込みにあまり力が入っていなかったことも事実だし、料飲店での扱いもあまり多くなく、また一種の許可制のようなことをやっていたようですから、それが店舗数も伸びなかった一因になっていたようです。

料飲店ではギネスを置きだすと、わずかですが売り上げに貢献していたんですね。雰囲気に重きを置く料飲店では扱いが増えてきています。




しかし現実的には消費者のビール離れが一番の原因となっています。ビールの売り上げは発泡酒の出現以来ビールから「ビール風飲料・アルコール」へとシフトしてきていますし、最近の金麦のヒットでもわかるように、さらに低価格の雑種・その他の醸造酒=リキュールにシフトしてきています。

価格もスーパーの店頭価格でビール350mlでは220~230円ぐらいが目安ですが、発泡酒は170円前後、金麦などは115~125円ぐらいの価格設定となっていて、同じ量のアルコールの消費であるにもかかわらず、単価の下落による総売上高も落ちてきているというのが一番の要因なんですね。

缶入りギネス330mlはキャンペーン価格で265円で出ていることもありますが、大体285~295円と290円前後の価格設定になっています。なので260円前後のちょっとぜいたくなエビスよりも、もっと贅沢な価格ということになるわけです。

このさき代理店契約先をサッポロからキリンに切り替えるということのようですが、扱い店が増えるんでしょうか。ギネスしか買わないいちぜん屋にとっては扱い店が増えることで買いやすくなるわけです。

まあ、値段が上がらないことを祈るだけですけどね。

サッポロビール
http://www.sapporobeer.jp/product/beer/guiness/index.html

ドラフトギネス
http://www.guinness.com/ja_jp/beer/draughtCan/default.htm


日本酒小瓶特集

2008-06-18 06:30:07 | 酒販店売り方アイデア
横浜の中小企業診断士 中原央です。


昨日は昼ごろまでは何とか晴れていました。午後からは雲が厚くなり、うちの周りはにわか雨にみまわれたようです。私の客先では雨は降りませんでした。おかげで過ごしやすかった1日です。

今日の横浜は朝から曇り。今日は陽射しは期待できません。また意外と涼しさを感じます。お天気が崩れることはないようです(予報では)。


次の写真をご覧ください。少し前ですが、港北東急内食料品・デイリーコーナーにある酒売り場で見かけました。


木製の台も演出効果に一役



日本酒の小容量のアイテムを特集していました。木製の台をしつらえての演出です。

カップ酒ではなく、小瓶のタイプだけをそろえていて、いいアイデアだと思います。

ただし、陳列についてはひと言。
真ん中にピンクの「さくらさらさら」を置いています。これはずばりこの場所しかありません。ど真ん中の大当たりです。

問題はその周り。この場合左右への広がりを考えて、少しずつ外側に向けて背の高いアイテムを配置していきます。

つまり「さくらさらさら」が一番背が低く、そこから背が低い順に並べていくのがセオリーです。

並べ方を変えるだけで、もっと訴求力が高まるのではないでしょうか。
この小瓶特集、真似してしまっても良いと思いますよ。

最後にもうひとつ! 真ん中の「さくらさらさら」ですが、実は日本酒ではありません。リキュールです。


港北東急
http://www.kohokutokyu-sc.com/sc/index.html





名入れのお酒 いづみ屋のアイデア

2008-05-28 06:31:02 | 酒販店売り方アイデア
横浜の中小企業診断士 中原央です。


昨日は暑さを感じさせる1日でした。
今日の横浜は明るいのですが晴天ではありません。また、だいぶ涼しさを感じる朝となっています。


埼玉県川口市の酒販店 いづみ屋では、漫画家の尾瀬あきらさんビッグコミックオリジナルで「蔵人クロード」を連載中)の筆によるオリジナルの名入れラベルを作成。名入れギフトを展開しています。
ご注文の1本1本に「自分だけ」のラベルをつけて販売しています。また、尾瀬さんの落款も押してある、完全オリジナルです。




先日、私の誕生日に女房が南部美人の大吟醸で注文してくれました。化粧箱の中に案内のチラシが同封されています。

この「自分だけの」という響きがいいですね。
1升瓶を取ってくれましたが、3回ほどで飲んでしまいました。

日本酒のオリジナルラベルをつけるというサービス、かなり増えてきていますね。
売り上げをもう一押ししたいと考えている酒販店さん。検討の余地ありと思いますが、いかがでしょうか?


いづみ屋
http://www.izumiya-sake.com/
ラベルサンプル
http://www.izumiya-sake.com/nairegift.html
尾瀬あきら公式ホームページ
http://www008.upp.so-net.ne.jp/ozex/
ビッグコミックオリジナル(小学館)
http://www.bigoriginal.shogakukan.co.jp/new.html
蔵人 クロード
http://skygarden.shogakukan.co.jp/skygarden/owa/solc_tid?tid=409180797&pat=a




お一人様用のワインを売る

2008-05-13 06:01:24 | 酒販店売り方アイデア
横浜の中小企業診断士 中原央です。


昨日は日中、雨は降りませんでした。1日中気温が低く、遅くになって雨が降り始めました。
今日は朝から雨です。台風接近の影響を受けて、少々荒れ模様のお天気という予報です。
こういう日は出かけたくないんですがねぇ…。しかも東大和で遠いし。やれやれ。


さて気を取り直していきましょう。
先日は日本酒の小容量タイプを話題にしました。今回はワインです。

ワインを扱っている酒売り場では(この場合デパートの専門ブースやSC、専門店、街の酒屋さんの多くを指します)、ほとんどの場合700~750mlのサイズだけを取り扱っています。

ワイン好きのカップルや男性なら、多くが1本以上、1回で消費することがあると思います。ところがワイン自体の味を知っている人にとっては「この銘柄」「このシャトーのワインなら」と、味の記憶をたどり、期待して買っていくこととなるでしょう。

ところがなかなか試すことが出来ない。また一人で飲む機会が多い人で、味を知らないという人もいるでしょう。

いわゆる「おひとり様」で飲みたいけれど、量的にそんなに多くは飲まないという人は、フルサイズのボトルにはなかなか手を出しにくいというのが実情でしょう。

そこで提案ですが、15~20銘柄に絞り、フルサイズのボトルと一緒に販売が可能なハーフサイズを取り入れてみたらということなんです。


ミニボトル



「ちょっと試してみたい人に」というような表示がよいと思います。ストレートに「お一人様用」なんて書いたら、そこで買っている、商品を選んでいる人は「お一人様」だということを宣言しているのと同じことになるわけですよね。

試して飲んで、気に入ってもらえたらフルサイズを買ってもらう、新たな商品展開につながりが出てきます。

またハーフサイズはフルサイズよりも量目が少ない分、量との比較でいえば上代も粗利も高めに設定することが可能になります。

売るための手間はかかりますが、こまめに売り込んでいけば、利益率はプラスに作用させることが期待できるというわけです。

問屋の能力、代理店の能力にもかかわってきますが、ワインも「お一人様」を意識して小売側の努力でラインナップする。商売の面白さが広がるのではないでしょうか。



カップ酒・日本酒小容量アイテムを売る

2008-03-26 08:45:53 | 酒販店売り方アイデア
横浜の中小企業診断士 中原央です。

昨日は昼前からうす曇り、宵の口からは雷ぴかぴかで、雨に見舞われた方もいるかと思います。
今日は朝からお天気で、柔らかい陽射しが爽やかです。



さて、先週の日経流通新聞で、楽しいデザインをあしらったカップ酒を特集していました。

カップ酒というと「ワンカップ大関」がその代表格といっていいでしょう。カップ酒を普及させる先鞭をつけたアイテムといってもいいと思います。

地酒を中心としたカップ酒は小容量アイテムとして、3年ぐらい前から地方の小さな酒蔵が品数を増やしてきました。

そのため味がよいという評価が高まった地酒のカップ酒が多く出回るようになり、小容量のアイテムとしてすっかり定着しています。

お酒の好きな女性が、実は地酒のカップ酒の普及を後押ししているといわれています。

「純米酒でおいしさがわかる」「量がちょうど良い」といった理由からです。

最近では女性向けとして150mlも出しているところもあります。


3月19日付の日経MJ(流通新聞)では、カップ酒のデザインが面白くなってきているという内容を特集していました。








面白いアイデアですよね。

記事によるとハクレイ酒造(京都府宮津市)の「魚魚(とと)あわせカップ甘鯛(あまだい)」。絵合わせカルタに着想を得て、タイの前半分と後半分が別々に描かれたカップ酒を二つ並べると、タイの絵が完成する仕組みのデザインを考案したそうです。

これ以外にも烏賊(いか)、海老(えび)など二つ並べると魚介類の絵が完成するカップ酒を販売しているそうです。
興味をそそるデザインに仕上げています。



今回の日経流通新聞での紹介は、楽しいデザインをうまくあしらった商品の紹介と、デザイナーの紹介も兼ねています。

ところで楽しさを感じさせるこれらのワンカップだけでなく、これらの商材に加え、いま小容量のアイテムは、スクリューキャップで300ml程度の酒瓶タイプがかなり多く出てきています。

このタイプなら飲み残したとしても、そのまま保存できます。

カップ酒というのはどうしても「オヤジ酒」というイメージがついて回ってしまう、そんな印象もありがちです。

うまい酒、ゆっくり楽しみたい、しかし「飲みきらなくっちゃ」という気持ちが先にたってしまうと、プレッシャーになる。それを解消するアイテムをそろえておく必要もあるでしょうね。

街の酒販店やSCへのテナント出店しているところなどでは、女性向けコーナーとして、これらのアイテムを取り込んでいくと、新しい売場の展開が出来るようになります。

数を捌かなければいけないタイプのアイテムですから、時間の経過とともに売場が荒れてきます。ということはこまめな管理を必要とするアイテムなので、売場に注意を払うマンパワーが求められます。

最近では、スーパーの酒コーナーでも見かけますが、管理がうまくありません。一般の酒屋さんでこそ扱って欲しいと思います。

POPやショーカード、売場での演出など、「日本酒の酒飲み=男=おっさん」というように決めつけず、誰もが違和感なく商品を手に取っていく、そんな商材に育てていって欲しいですね。


わたし? まかして! 飲むことと二日酔いになることだけは一流だから!





酒の陳列

2008-02-28 06:58:58 | 酒販店売り方アイデア
お早うございます。中小企業診断士 中原央です。
昨日は曇り?なんて書きましたがとんでもない。朝から良いお天気でした。その代わり寒かった。それに、2・3日前に春の「様相を」とも書きましたがそれ以来ずっと寒いです。

さて気を取り直して、時にはコンサルらしいことも書いてみましょう。
酒屋さんでのコンサルティング、特に販売提案をするときに、棚の使い方が雑だなと感じることが良くあります。

次の2枚の写真を見てください。参考事例としてパック酒の陳列棚を表示してあります。
     


一目瞭然だと思いますが、左の陳列棚はばらばらで、訴求する意思がまったく感じられません。同じ要領のパックのフェイスが違うだけで、適当にゴンドラの中に押し込んだだけという感じです。
右側の棚は特に下から2段目の2Lパックと、その上の900mlパックが同じ銘柄で揃っていて、うまくシンクロしています。

左の陳列棚では、視線があっちゃこっちゃに動いてしまい(動かさないとわからない状態)、探しているお酒が容易に見つかりません。非常に不親切で、売り場担当者はお酒の知識がないか、何も考えていないと推測できます。
また右の写真は、下の段に2.7Lの大容量パック、2段目に2L、3段目は900ml、4段目はさらに小さめのアイテムと、下から上に向けて大きいサイズから小さいサイズへと流れを作っています。
左の写真は品種が異なる瓶酒が混ざっていることと、一番上の段に大容量のアイテムを陳列し、圧迫感があります。正直わけがわからん陳列です。

基本中の基本のひとつですが、一番下に大容量のアイテムを、上に行くに従って小容量を配置する、同じ会社の同じ銘柄は、縦のラインでそろえる、これをやるだけでもお客様の印象は変わります。
チェーンオペレーターでは、この程度のことはできていて当たり前のレベルですが、独立系の酒ありスーパーさんや、SC出店の酒屋さんは、ぜひ陳列の点検をしてみてください。



ホットワイン

2008-02-21 08:25:14 | 酒販店売り方アイデア
中小企業診断士 中原央です。
今日も朝からいいお天気です。

先月、寒に入りたてのころでしたか、テレビ東京のワールドビジネスサテライトでホットワインを特集していました。

寒い時期に体をあっためる方法のひとつということのようです。
メルシャンヱスビー食品とのコラボレーションで販促をかけているようです。

ヱスビー食品はワインの訴求というよりも、自社のシチュールーやハーブ類のコマーシャルにつなげています。
アルコールメーカーではないから当然といえば当然の展開です。

キッコーマンにもレシピが載っています。

しかしこの冬、食品スーパーや百貨店の食品売り場など、足が向いたときには気をつけていたのですが、いまだに目にすることがありません。
見た範囲内のことしかいえませんが、あまり普及はしていないように感じました。
ワイン好きの人にとっては、気持ちが動かないということでしょう。

あえてチャレンジするなら、コーナー作りも酒のカテゴリーからはみ出させたほうがいいかもしれません。
酒ありスーパーなどでは8~900円程度のアイテムを集め、「あったまる」「ほっとするワイン」「健康」「寝つきが良くなる」などを訴求してもいいでしょう。
汎用価格のワインとスパイス、ハーブの組み合わせ、レンジ用耐熱ガラスのカップを一緒にディスプレイするのもひとつの方法です。
なんにしても売り場責任者、店主さんがしっかりと説明できるようにしておく商材だと思います。