酔いどれコンサル 中小企業診断士・中原央のブログ

舌癌と心筋梗塞を経験した日本酒大好きな経営コンサルタント 横浜の中小企業診断士 中原央が徒然につづります。

ギネス サッポロからキリンへ

2008-12-10 06:33:34 | 酒販店売り方アイデア
横浜の中小企業診断士 中原央です。

昨日の日中はずっと曇っていました。気温が下がったうえに、夕方からは雨になりました。

のちということですが…
明け方のこの時間は曇っています。いまやっていた天気予報によれば、このあと晴れ間が広がるそうです。

私が好きで、よく飲むビール「ギネス」。これまでサッポロビールが販売を手掛けてきていますが、ギネスのブランドを保有するイギリスの大手メーカーディアジオが、サッポロとの国内販売代理契約を打ち切ることにしたそうです。



販売数の伸び悩みが原因とのことらしいですが、ディアジオは販売の伸び悩みをサッポロの営業力に問題があるからとの考えたようです。
ブランドの売り込みにあまり力が入っていなかったことも事実だし、料飲店での扱いもあまり多くなく、また一種の許可制のようなことをやっていたようですから、それが店舗数も伸びなかった一因になっていたようです。

料飲店ではギネスを置きだすと、わずかですが売り上げに貢献していたんですね。雰囲気に重きを置く料飲店では扱いが増えてきています。




しかし現実的には消費者のビール離れが一番の原因となっています。ビールの売り上げは発泡酒の出現以来ビールから「ビール風飲料・アルコール」へとシフトしてきていますし、最近の金麦のヒットでもわかるように、さらに低価格の雑種・その他の醸造酒=リキュールにシフトしてきています。

価格もスーパーの店頭価格でビール350mlでは220~230円ぐらいが目安ですが、発泡酒は170円前後、金麦などは115~125円ぐらいの価格設定となっていて、同じ量のアルコールの消費であるにもかかわらず、単価の下落による総売上高も落ちてきているというのが一番の要因なんですね。

缶入りギネス330mlはキャンペーン価格で265円で出ていることもありますが、大体285~295円と290円前後の価格設定になっています。なので260円前後のちょっとぜいたくなエビスよりも、もっと贅沢な価格ということになるわけです。

このさき代理店契約先をサッポロからキリンに切り替えるということのようですが、扱い店が増えるんでしょうか。ギネスしか買わないいちぜん屋にとっては扱い店が増えることで買いやすくなるわけです。

まあ、値段が上がらないことを祈るだけですけどね。

サッポロビール
http://www.sapporobeer.jp/product/beer/guiness/index.html

ドラフトギネス
http://www.guinness.com/ja_jp/beer/draughtCan/default.htm