笊に山盛りのバジル。この春に種を蒔いたバジルが、収穫期を終えようとしている。トマトと相性のいいハーブだが、収穫期になると旺盛に成長するので保存に苦労する。昨年は塩漬けにして、スパゲティに利用しているが、利用する回数が少なく未だに使い切れていない。今年はバジルペーストに加えて、乾燥バジルも作った。今回の収穫分は、生のまま冷凍にした。
バジルはイタリアではバジリコと呼ばれ、香りが高くイタリア料理には欠かせない。畑にバジルを植えるようになったきっかけは、トマトソースのスパゲティを作ったときにバジルペーストのおいしさが忘れられなかったことだ。自分で栽培すると何より新鮮なバジルを利用することができる。その香りの高さは、バジルを育てる手間を忘れさせる。ただスパゲティだけの利用では、保存しても余ってしまう。料理のレパートリーを増やさなければならない。
ズッキーニも同じような理由で栽培したが、こちらは利用が広がり、収穫が不足している。それも雨や高温で本体が萎縮して収穫がままならない。こちらは、成育の管理をもう少し研究する必要がある。コリアンダーは秋の収穫に向けて成長を始めている。今年は更に、フェンネルとディルを蒔いた。今芽を出している。このハーブは魚料理に利用されているので、さらに食卓のレパートリーが増えるので楽しみだ。食の楽しみを増やすことは、人生を豊かにすることに他ならない。